ジュラシック・パークを実際に作るといくらかかるのか?
映画「ジュラシック・パーク」のシリーズ第4作「ジュラシック・ワールド」がついにアメリカで封切られ日本でも2015年8月5日から上映される予定です。そのジュラシック・パークを実際に作るとしたら、一体どれくらいのお金が必要なのかを計算するとこうなります。
How Much Would it Cost to Build Jurassic Park? - YouTube
ジュラシック・パークはSF小説を原作にスティーブン・スピルバーグ監督によって1993年に映画化されました。
大自然に恐竜がうようよいる壮大な世界。
スケールの大きなジュラシック・パークを現実世界に作り出した場合、どれくらいの費用がかかるのでしょうか?
見積もってみましょう。
まずはジュラシック・パークを作るのに南国の無人島が2つ必要です。
一つはジュラシック・パークを実際に作る島。
もう一つは恐竜を育てるための島。
二つの島はコスタリカ沖に作ることにしましょう。
コスタリカの不動産業者のウェブサイトによると、合計66平方マイル(約1億7000万平方メートル)の島は約100億ドル(約1兆2000億円)なり。
ジュラシック・パーク作りには専門的な研究開発が必要です。
遺伝子工学、動物の飼育員、古生物学者、コンピューター技術者、そして法律家などなど。
映画では琥珀の中の蚊の化石から恐竜の血液を採取して恐竜のDNAを取り出し解析して恐竜を再現していました。
ということで、大量の琥珀を採掘することだけでも多額の費用がかかります。
もちろんDNAからクローン生物を作るのにもかなりの費用が必要。
クローンの犬を作る費用は約15万ドル(約1800万円)。
ジュラシック・パークには50種の恐竜が必要。
これら恐竜を再現するのに必要な金額の合計は2540万ドル(約31億円)。
次に必要なのが公園の建設費用。
かっこいいジープ
対ティラノサウルス用の防御フェンス
宿泊施設
フェンスに流す電流用の制御装置などが必要。
ジュラシック・パークの建設費用は世界中のどのテーマパークよりも大きいはず。
しかし世界中の巨大テーマパークの建設費用の平均である15億ドル(約1800億円)と概算しておきます。
また、公園の維持コストも必要です。
ディズニーランドの維持費用は年間117億ドル(約1兆4400億円)とのこと。
ジュラシック・パークもディズニーランドくらい維持費がかかるはず、ということで1兆4400億円を計上。
恐竜の飼育費用もばかになりません。
なんといってもあの巨体なのだから。
世界最大の動物園はサンディエゴ動物園。
サンディエゴ動物園では650種類以上の動物を飼育しています。
その飼育費用は年間2億700万ドル(約255億円)とのこと。
ジュラシック・パークもそのくらいかかるとして255億円を計上しておきます。
というわけで、ジュラシック・パークを作り出す費用の合計は234億4324万ドル(約2兆8932億円)。
そして年間の維持コストの合計は119億700万ドル(約1兆4695億円)。
これにプラスして、「恐竜のフン」を片付ける費用がかかるとのことです。
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