メモ

WWDCをチェックしていた人は「どの瞬間に最も興奮していたのか?」をApple Watchの心拍数測定機能でグラフ化するとこうなる


2015年6月9日に開催されたAppleの開発者向けイベントWWDC 2015では、最新のモバイルOS「iOS 9」やMacの新しいOS X「El Capitan」、さらには月額9.99ドル(約1200円)で使用できる「Apple Music」など、さまざまな新サービスや新OSが発表されました。そんなWWDCを生でチェックしていた人たちが「どの瞬間に最も興奮していたのか?」を調べるべく、Apple Watchの心拍数測定機能を使って心拍数のログを取り、WWDC中の心拍数の上下を公開しているページが存在します。

Cardiogram: continuous heart rate for Apple Watch and Android Wear
http://cardiogr.am/c/wwdc

Apple Watchには心拍数測定機能があり、画面を上方向にスワイプすると表示される「グランス」から、いつでも心拍数を測定でき、何もしなくとも10分おきに心拍数の測定を試みます。また、ワークアウトアプリを使えば、運動中の心拍数を継続的に測定することも可能です。集めた心拍数に関する情報は、iPhoneの「ヘルスケア」アプリの「ヘルスケアデータ」→「バイタル」→「心拍数」から参照できます。

ただし、Apple Watchの心拍数測定機能では、体や腕を動かしている際には心拍数が記録されないようになっています。


また、Apple Watchの競合であるAndroid Wear搭載スマートウォッチも、運動系のログを残すアプリを使用している際にのみ心拍数を記録するといったものが多く、着用中は常に心拍数を測定して記録を残し続けてくれる、という類いのものはありそうでなかなかない模様。

さらに、Android Wear搭載スマートウォッチの中には心拍数測定に対応していない端末も存在します。対応端末としては、日本未発売のMoto 360やLG G Watch Rなどが挙げられます。


そんな中、「毎分自分の心拍数を測ってログを取り続けたい」、という人のために登場したアプリが「Cardiogram」です。Android Wear向けにアプリがリリースされていますが、Apple Watchではまだベータ版を開発中となっています。

Cardiogram (beta) - Google Play の Android アプリ


アプリを使えば毎分ユーザーの心拍数を測定することが可能で、丸1日使用してもスマートウォッチのバッテリーを1~3%使用する程度の超省電力設計になっています。また、記録された心拍数のログを元にグラフを作成して、「この時間にはコーヒーを飲んでいた」などの情報を入力することで、何をしていた時に心拍数が上下したのかを記録することもできます。


「Cardiogram」を使い、AppleのWWDC 2015開催中の心拍数を記録したグラフがコレ。WWDC中は心拍数がかなり上下に変動しています。


グラフではWWDCの発表内容に分けて平均心拍数を1分間の拍動の数(bpm)で算出しています。例えばiPadに関する発表が行われていた際の平均心拍数は86bpm。その中で、iPadの画面分割マルチタスキングが発表されたタイミングの平均は少し上がって88bpm。成人の心拍数の平均値は60~70bpmと言われているので、運動せずに平均88bpmという数値をたたき出していたとすればかなり興奮気味だったのでは、と推測できます。


これに対して「One more thing…」としてApple Musicが発表された際の平均心拍数は77bpm。WWDC内で発表された内容の中では最も興奮しておらず、冷静にプレゼンを聞いていた模様。


瞬間的な数値でいえば、iOS 9でマップに追加される新機能に関するプレゼン中には100bpmを超えるタイミングも存在します。


WWDC中の心拍数が軒並み80bpm超えを記録しているので平常時の心拍数もかなり高いのかと思いきや、WWDC後は心拍数も緩やかに低下しており、4時10分以降はほとんど80bpmを超えていないことが分かります。

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in メモ,   モバイル,   ソフトウェア, Posted by logu_ii

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