約30年前に発売されたWindows 1.01をブラウザでエミュレートするとこうなる
1986年に日本で発売が開始されたMS-DOS上で動作するOS「Windows 1.01」をブラウザ上でエミュレートして体感できるのが「Windows - Virtual x86」です。Windows 1.01を使ったことがある人には懐かしく、使ったことがない人にはある意味新鮮な体験をさせてくれます。
Windows - Virtual x86
http://copy.sh/v86/?profile=windows1
上記URLを開くと自動的にWindows 1.01が起動します。
Windows 1.01が起動するとAドライブが表示されます。最近のWindowsとは異なるものの、UIデザインはWindowsのクラシックデザインとそう離れていないもの。中身も現在のエクスプローラーの一覧表示と変わりません。
メニューバーに並んでいるのは「File」で、起動・ロード・コピーなどができます。
「File」の隣にあるのは「View」メニューで、表示しているファイルの並び替えなどが可能です。
現行のWindowsでは見かけない「Special」はセッションを終了したり、ディレクトリを作成したりできます。
ちゃんと動くのか、「CALC.EXE」をダブルクリックして開いてみます。
コレが計算機。計算機にシャドウが付いているのは新鮮な気がします。
マウスポインタを使って数字を入力すれば、実際に計算が可能でした。
終了するには左上のハンバーガーアイコンにマウスポインタを合わせて「Close」をクリックすればOKです。
コレはカレンダーで、色使いが斬新。
実際に予定をテキストで入力することもできます。
入力した予定は「Save As」を選択して保存。
ファイルの名前を入力し、最後に「Save」をクリックするとAドライブに保存完了。
Aドライブに戻ると、作成した「GIGAZINE.CAL」がきちんと保存されていました。
コレは時計ですが、時間は現在時間から大幅にずれていました。
コマンドプロンプトは背景が真っ白。
コントロールパネルは、時刻と日付、カーソルの点滅速度、ダブルクリックの速度のみ設定可能。
拡張子が「FON」になっているフォントファイルや……
システムファイルの一種である拡張子「DRV」のファイルは開くことができませんでした。
Windows - Virtual x86はブラウザ上でエミュレートしているため、動作が少し不安定なことがあります。動かなかったり操作が分からなくなったりしたときは、画面左上にある「Reset」をクリック。
ResetをクリックするとWindows 1.01が再起動し……
再び遊べるというわけ。昔のOSを実際に操作してみると、技術の進歩を実感すると同時に、見た目以外は変わっていない部分も多々あることが感じられます。
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