AppleがSamsungを打ち破りスマホ販売台数No.1に返り咲いたことが判明
調査会社Gartnerが2014年のスマートフォン市場調査結果を公開しました。そこでは、2014年にAppleがSamsungからスマートフォン販売台数No.1の座を奪回していたことが明らかになっています。
Gartner Says Smartphone Sales Surpassed One Billion Units in 2014
http://www.gartner.com/newsroom/id/2996817
これは2014年・2013年のスマートフォン販売台数・マーケットシェアの統計。2014年通年での販売台数No.1はSamsungで2位がApple。しかし、2013年から2014年にかけてSamsungがマーケットシェアを6%以上失っており、Appleとの差が大幅に縮まっていることが分かります。
これは2014年第4四半期のメーカー別スマートフォン販売台数を示したもの。2014年第4四半期に、ついにAppleがSamsungを捉えてスマートフォン販売台数トップに躍り出ています。なお、Appleによる王座奪取は2011年以降では初とのこと。Appleの大躍進の原因がiPhone 6/6 Plusの大成功にあり、Samsungの凋落がGalaxyシリーズの不振にあることは明らかです。
なおOS別のシェアはこんな感じ。80.7%とダントツなのがAndroidで2位がiOS。2013年から2014年にかけてシェアを拡大したのはAndroidのみ。これは、新興国などの低価格スマートフォン市場を確実に獲得していることが要因とみられています。
Gartnerによると、2014年第4四半期の売上高はAppleが約49%の大幅上昇に対して、Samsungは約12%の減少と対照的な結果になったとのこと。高価格帯のプレミアム市場でAppleに完敗したSamsungは、現在、低価格市場でもXiaomi(シャオミ)やファーウェイなどの中国メーカーの猛追を受けており、2015年も厳しい戦いを強いられそうです。
・関連記事
なぜサムスン製品のデザインは評判が悪いのか? - GIGAZINE
AppleがiPhoneの売上爆増で過去最高売上高と利益を記録、その理由とは - GIGAZINE
サムスンがAppleのジョナサン・アイブ氏の旧デザイン事務所から人員を雇うことに - GIGAZINE
純金でコーティングしダイヤモンドを装飾したiPhone 6が約4億円で販売開始 - GIGAZINE
サムスンがApple製品に真正面から挑むスマホ&タブレットの比較CMを公開 - GIGAZINE
サムスンがスマートフォン事業で日本から撤退か - GIGAZINE
・関連コンテンツ