YouTubeがついに360度カメラの映像アップロードをサポートへ
周囲360度のフルHDムービーの撮影が可能な「360cam」や周囲360度全方位をスマホでリモート撮影可能なアクションカメラ「PIXPRO SP360」、全天球ムービーの撮影ができる「RICOH THETA m15」など周囲の360度をムービー撮影できるカメラが複数登場していますが、YouTubeがこれらのムービーアップロードに対応することが明らかになりました。
Giroptic's 360 Full HD camera is the first with support from YouTube | The Verge
http://www.theverge.com/2015/1/4/7491953/giroptic-360cam-youtube-street-view-support-ces-2015
YouTube Will Soon Support 360-Degree Video Uploads
http://gizmodo.com/youtube-will-soon-support-360-degree-video-uploads-1677627074
Kickstarterにて140万ドル(約1億7000万円)を集めた360度のフルHDムービーが撮影できるカメラが「360cam」です。このカメラの開発元であるGiropticは、現在アメリカのラスベガスで開催されている「CES 2015」にて、「360cam」で撮影したムービーのアップロードにYouTubeが対応することを明らかにしました。
また、YouTubeも「来週あたりまでに360度ムービーに対応できるように、我々は懸命に働いている」とThe Vergeにコメントしており、360度ムービーへの対応を明かしています。さらに、GiropticによればGoogleは360度ムービーをストリートビューにアップロードすることも可能にしてくれる予定、とのこと。
なお、「360cam」で撮影されたムービーのアップロードに対応することは確実なようですが、その他の360度カメラの映像アップロードについては現在のところ不明です。
360度カメラは、これまでのカメラでは撮影不可能なムービーを撮影できますが、それらを楽しむためには専用のソフトウェアやブラウザ上の特別なムービープレイヤーなどを使用する必要があります。
例えば「RICOH THETA m15」の場合、撮影した全天球写真はTHETAの専用サイト上にあるギャラリーにアップロードすることで、ウェブページ上に埋め込み可能となり、写真をグリグリ自由に操作して360度どこでも見渡すことができます。しかし、ムービーの場合は専用のPC向けソフトウェアでしか全天球再生ができず、せっかく素晴らしいムービーが撮影できてもそれを世界中の人々と共有するのが非常に難しいわけです。
Post From RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA
YouTubeで360度ムービーをアップロードしたり再生したりできるようになれば、撮影側とそれらを見る側の両方が360度ムービーの魅力をより実感できるようになるはずです。
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