周囲360度のフルHDムービーが生配信可能で防水仕様のカメラ「Giroptic 360cam」

周囲360度のHDR撮影がボタン1つでできる「Girocam」を作ったGiropticが、今度はフルHDで360度パノラマ写真が撮れるカメラ「360cam」の製作を進めています。

The World's First Full HD 360° Camera by GIROPTIC — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/giroptic/the-worlds-first-full-hd-360-camera

どんな製品でどういった使い方が可能なのか、その全貌は以下のムービーを見るとわかります。


360camを作っているのはGiroptic

世界初のフルHD360度カメラです

内蔵した3つのレンズ(画角185度の魚眼レンズ)で撮影した写真を繋げて……

「フル360度」の写真にしてくれます。

撮影可能なのは周囲が360度、天地方向は水平から300度で、下の方だけ少し切れることになります。

本体下部はいろいろな取り付け器具に対応したユニバーサルマウントになっているので、このようにアクセサリーを接続して……

町を歩きながら撮影。

三脚に取り付けての固定撮影もできます。

レンズに防水キャップを被せて……

水遊びの撮影もできます。もちろん、本体は防水仕様です。

ムービーはMP4(H264)形式でフルHD(2048×1024ピクセル・30fps)、写真はJPEG形式(4096×2048ピクセル)でmicroSDカードに記録されているので……

すぐにPCで楽しむことができます。

それこそ、撮影直後にスマートフォンで360度写真を見る、ということもできます。

また、リアルタイムストリーミングにも対応しているので、ライブを行っているステージに置いておくと、ステージと客席の両方の雰囲気を味わうことができます。

ちょっと変わったものとしては、電球ソケット用のアダプターが用意されています。

これを使えばカメラを電球の代わりに天井に固定することができます。

つまり、旅行中の防犯カメラ代わりに使える、というわけです。

リモートコントロールにも対応しているので、カメラ本体を少し離れたところに置いておいて……

スマートフォンでシャッターを切ることもできます。

みんなでばんざーい

撮った写真は即座にGoogle＋やTwitter、Facebookで共有できます。

それも、単なる写真ではなく360度見られる状態で、です。

この人がGiropticのCEO、Richard Ollierさん。

本体内部には3つのレンズが内蔵されていますが、なるべく本体がコンパクトなものになるようにデザイン。

GPSやWi-Fiアンテナを内蔵しつつ、カーブLEDを使って撮影モードを確認できるようにしてあります。

バッテリーもパワフルでありながらコンパクトに収まるよう設計されています。

360camは現在Kickstarterで出資を募集中で、15万ドル(約1530万円)の目標に対して57万ドル(約5810万円)以上が集まっています。もし75万ドル(約7650万円)に到達すると、全周撮影モード(画像左側)以外に、3つのレンズでそれぞれ1440×896ピクセル＠40fpsと1280×720ピクセル＠60fpsで撮影する新モード(画像右側)が追加されることになります。

出資プランとしては
1ドル(約102円)以上：サイトへの名前の掲載＆360camのアップデートのお知らせを送信
25ドル(約2550円)以上：Tシャツ(送料として15ドル・約1530円が必要)
329ドル(約3万3600円)以上：360camと水中レンズキャップのセットの早期割
349ドル(約3万5600円)以上：360camと水中レンズキャップのセット
389ドル(約3万9800円)以上：360camと水中レンズキャップと電球ソケットアダプターのセット
579ドル(約5万9100円)以上：360camと水中レンズキャップとイーサネットビデオストリーミングベース
689ドル(約7万円)以上：360camと全アクセサリ(水中レンズキャップ・電球ソケットアダプター・イーサネットビデオストリーミングベース)のセット
などが用意されています。

出資の締め切りは7月5日(土)3時です。

・つづき
コンパクトボディでスマホと連携して360度映像を撮影できるカメラ「Giroptic 360cam」実機レビュー - GIGAZINE