レビュー

周囲360度を捉える全天球カメラ「RICOH THETA」を使ってみました


手にフィットするスティック型の形状で、約95gと軽量、iPhoneアプリと連携してリモート撮影することも可能な全天球カメラが「RICOH THETA」。写真を撮る時には構図を考える必要がありますが、RICOH THETAを使うと難しいテクニックを駆使せずとも撮影ボタンを押すだけでまるで空間の中にいるかのような不思議な写真を撮影することができます。

RICOH THETA
https://theta360.com/ja/concept/

パッケージは白を基調としています。


箱の中には緩衝剤に包まれたRICOH THETAの姿。


中にはソフトケース・USBケーブル、クイックスタートガイド、RICOH THETAなどが入っていました。


大きさは幅42mm×高さ129mm×奥行き17.4mm。重さは約95gで、手にすっぽり収まるサイズ。スティック状なので通常のカメラより持ちやすいです。


レンズの厚さを入れると奥行きは22.8mmです。


横から見るとこんな感じ。側面には無線ランプ・無線ボタンと電源ボタン・電源ランプが配置されています。


シャッターボタンはカメラの正面、レンズの下にあります。なお、シャッタースピードやISO感度・ホワイトバランスなどはオートで、シャッタースピードは1/8000秒~1/7.5秒、ISO感度は100~1600となっています。


本体下部にはUSB端子と三脚穴。


シャッターを切ると音が鳴る仕組みで、スピーカーは本体上部に取り付けてありました。


真っ白な本体ですが、下の方には薄い灰色でTHETAのロゴ。


ということで、早速撮影してみます。周囲360度を捉える天球カメラなので、通常のように正面で構えてしまうと人物が写り込んでしまうため、天に向かってカメラを突き上げる形で撮影。撮影はボタンを押すだけで完了します。


撮影した写真を見るにはPCにソフトウェアをインストールするか、iPhoneにアプリをインストールする必要があるので、アプリをiPhoneにインストール


アプリを起動します。


ホーム画面はこんな感じ。シンプルなインターフェースです。


次に本体とiPhoneを接続します。なお、接続前は本体側面にある無線ライトが赤く点灯しています。


本体の無線ボタンを押し、Wi-Fiの設定から「THETA100515」を選択。


パスワードは本体の下面に書いてあります。


パスワードを入力して……


接続を確認。


アプリを再び起動します。


アプリを起動すると、先ほど赤く点灯していた無線ライトが青色に点灯。


iPhoneとカメラを接続すると「アプリ内」の他に「カメラ」という項目が現れるので、「カメラ」をタップ。


撮影した画像が以下のように表示されます。


撮影した写真はこんな感じ。


指でぐりぐり画像を動かして地面に移動してみると、撮影者の頭と指がちょっと写っていました。


球形だけでなく、360度至るところを見ることが可能。ピンチアウトで拡大、ピンチインで縮小します。


できるだけ撮影者を写したくない、という時は三脚を使って撮影。


この時、直接本体のボタンを押すことはできないので、アプリを使ってリモート撮影します。アプリのホーム画面にある撮影ボタンをタップ。


「OK」をタップ。


アプリを使って撮影する場合は露出の調整が可能です。


真ん中のボタンを押すとシャッターが下ろされます。


写真がiPhoneに転送され……


「カメラ」の中に写真が表示されるので、好きな写真を選択して「転送」ボタンをタップ。これで「アプリ内」に写真が転送されるので、本体とiPhoneを接続しなくとも写真を見ることが可能になります。


少し脚が映り込んでいますが、カメラを持って撮影する時よりは自然に撮影できています。


他の場所でも撮影してみました。まずは街の雑踏の中。


大阪駅にある時空の広場


京都駅。


また、画像表示画面の右上にあるボタンをタップすると、各SNSへの投稿が可能。


SNSへ撮影した写真を投稿するにはFacebookアカウントを使ってtheta360.comにアカウント登録を行う必要があるので、利用規約に同意して「Facebook」をタップ。


Facebookの基本プロファイル情報と友達リストへのアクセス・写真を公開で投稿することを求められるので、「OK」をタップ。


アカウント登録後、投稿するSNSを選択します。


コメントを入力し、「共有」をタップすれば完了。


なお、アプリと連携させなくともUSBケーブルを使ってPC上に写真を取り込み、ネット上にアップ・閲覧することも可能です


価格は税抜き399ドル(約4万円)、フランス、ドイツ、イギリス、アメリカで9月から事前注文の受付を開始し、10月からオンライン上で販売。日本での販売時期は執筆時点では未定で、メールアドレスの登録を行うと発売時期が決まった際にメールが届くようになります。

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in レビュー,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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