Twitterがスマホにインストールされたアプリ一覧の取得を開始予定、設定解除も可能

By Anthony Quintano

今や多くの人がスマートフォンにインストールしていると思われるTwitterのアプリですが、今後予定されているアップデートで、ユーザーの端末にインストールされているアプリのリスト(アプリリスト)を作成してコンテンツ配信などに使用する機能が追加されることが明らかにされました。

Twitterヘルプセンター | Twitterのアプリリストとは
https://support.twitter.com/articles/20172081-twitter#

Twitter is Tracking Users’ Installed Apps For Ad Targeting - CMO Today - WSJ
http://blogs.wsj.com/cmo/2014/11/26/twitter-is-tracking-users-installed-apps-for-ad-targeting/

◆Twitter「アプリリスト」の動作と、その目的は？
この機能が搭載されるのはAndroidとiOS向けに提供されているアプリ版Twitterで、いずれも近日中に公開されるアップデートで追加されることになっています。初期状態では機能が有効になっているので、アップデート後に何も設定を変更せずにいると、アプリリストの作成が開始されてTwitterに情報が送信されることになります。なお、この機能を手動で無効にすることも可能とのこと。

Twitterではその目的について「ユーザーの興味に合わせてカスタマイズされたコンテンツをお届け」することとしており、取得されたリストをもとに同じ趣味を持つ「おすすめユーザー」の提案や興味のありそうなツイートやアカウント、その他のコンテンツに加えて広告などのプロモコンテンツが自分のタイムラインに表示されることになります。

Twitterの公式ヘルプページには、その目的と利用方法などが掲載されています。

Twitterヘルプセンター | Twitterのアプリリストとは

Twitterでユーザー独自の環境をお楽しみいただくために、Twitterはユーザーのモバイル端末にインストールされたアプリの一覧を収集し、また時おり更新しています。これにより、ユーザーの興味に合わせてカスタマイズされたコンテンツをお届けできるようになります。

アプリリストはどのような目的で使われますか？
ユーザーのアプリリストは、ユーザーに合わせてカスタマイズされたTwitter環境を提供するのに使われています。リストデータの利用例を以下に示します。
・同じ興味関心を持っている "おすすめユーザー" をより高い精度で提案します。
・特に興味のありそうなツイート、アカウント、その他のコンテンツをタイムラインに追加します。
・ユーザーの興味によりマッチしたプロモコンテンツを表示します。

なお、ユーザーのアプリに含まれるデータは一切収集していないと太字で強調されています。

Twitterが収集するデータ
ユーザーがインストールしているアプリケーションの一覧のみを収集しています。アプリケーション内のいかなるデータも収集していません。

◆機能を停止してデータを削除するための設定方法
この機能はアプリの初期設定状態で有効になっており、必要がない場合はユーザーが自分で設定を無効にする必要がある「オプトアウト」状態で提供されるとのこと。機能を停止してTwitterが回収したデータを削除させるための手順も公式ヘルプセンターに記載されています。

Twitter for Androidを使用している場合:
1. 省略表示されているアイコン をタップ
2. [設定] をタップ
3. 変更するアカウントをタップ
4. [その他] の [アプリに合わせてTwitterをカスタマイズする] で設定を変更

Twitter for iOSを使用している場合:
1. [アカウント] タブの設定アイコンをタップ
2. [設定] をタップ
3. 変更するアカウントをタップ
4. [プライバシー] の [アプリに合わせてTwitterをカスタマイズする] で設定を変更

AndroidとiOSいずれのアプリも近日中にアップデートがリリースされることになる予定なので、実際に利用している人は確認してみたほうがよさそうです。