荒ぶる鷹のポーズ・鶴の構えで脅威のバランス感覚を見せつけるGoogleのロボット「Atlas KarateKid」
Googleが買収した歩行ロボットメーカーの「ボストン・ダイナミクス」のフロリダの研究所Human and Machine Cognition (IHMC)が、全身28箇所に油圧駆動関節を搭載した全長6フィート(約1.8メートル)、重量330ポンド(約150kg)で二足歩行可能な最新の人型ロボット「Atlas」にきわどい足場で空手っぽいポーズを構えさせるという、優れたバランス力を証明するデモムービーを公開しました。
20141108 115244 Atlas KarateKid - YouTube
まさかのコンクリートブロックの上でポーズを決めているAtlas。
片手を上げたり……
両手を上げてあの「ベスト・キッド」の鶴のポーズまで決めてしまいます。空手というよりは、武術の型を実践している感じで、どちらかというと胸部のライトによって、アイアンマンを感じさせ、むしろ「荒ぶる鷹のポーズ」にも近い感じ。
ゆっくりと手を下ろすAtlasの頭部のランプはチカチカと点滅中。
腕を折り曲げたり……
ブロック上という足場の悪い場所で「片足上げ」まで成功させました。これらのAtlasのプログラムは「DRC(DARPA Robotics Challenge)」と呼ばれるコンテストによるもので、最優秀者には200万ドル(約2億3000万円)の賞金が与えられます。半自律型ロボットの開発を競い合うことで、危険地帯などで作業できるロボットの開発を目標としているとのこと。
さらに、Atlasが人間に近い動きで階段を上り下りしている様子も公開されており、以下のムービーから見ることができます。
IHMC Atlas Localization Test - YouTube
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