試食

ガウディ×井上雄彦の青いチップスや泡状の岩海苔を使った不思議なランチを六本木ヒルズで食べてみた


現在六本木ヒルズ展望台 東京シティビューにある森アーツギャラリーでは「特別展 ガウディ×井上雄彦 - シンクロする創造の源泉 - 」を開催しており、ガウディ自筆のスケッチや家具などの資料を、井上雄彦が描き下ろした物語を使って解説しています。その展示とコラボする形で、同じ建物に入るマドラウンジでは「泡、パウダー、煙・・・食材の化学変化を楽しむランチコース」が提供されています。ガウディが手がけた「カサ・バトリョ」を思わせるメニューや、煙がわき上がるメニュー、ガウディの故郷・カタルーニャの伝統菓子など目にも楽しそうなメニューだったので、実際に行ってきました。

東京で夜景がきれいなレストラン『マドラウンジ-MADO LOUNGE- 』| 六本木ヒルズでデートから接待、パーティーまで。 » 「特別展 ガウディ×井上雄彦 – シンクロする創造の源 – 」 スペシャル コラボ メニューのご案内
http://ma-do.jp/wp/news/gaudi_collaboration_menu/

特別展 建築家・ガウディ×漫画家・井上雄彦 -シンクロする創造の源泉
http://www.gaudinoue.com/

六本木ヒルズ展望台 東京シティビューに到着。


特別展の告知も行われています。


マドラウンジに入るには、展望台のチケットが必要です。チケットは一般が1500円・学生1000円・4歳から中学生までの子供が500円となっています。


展望台とマドラウンジは海抜250メートルの場所にあるので、エレベーターで上層階へ。


エレベーターを降りてすぐの場所にマドラウンジはあります。


お店の雰囲気はシックな感じ。


ランチにチャージはかかりませんが、窓側の席は1000円のテーブルチャージがかかります。


窓際のほうが景色はもちろんいいのですが、通常の席からも東京スカイツリーや……


立ち並ぶビルを見ることができます。


ランチメニューは現在3種類用意されていますが、今回はもちろん「泡、パウダー、煙・・・食材の化学変化を楽しむランチコース(税込3500円)」を注文。


テーブルにナイフやフォークが用意されました。


しばらくするとメニューが到着。一品目は地中海の青いチップスが目を引く「魚介類のバニラオイルマリネ イエロートマトのガスパチョ仕立て」で、ガウディの「カサ・バトリョ」にインスパイアされた一品。


地中海ブルーのチップスはジャガイモを潰し、海草由来の成分で着色しているとのこと。


イカやスズキなどの魚介も確認できます。イエロートマトのガスパチョや緑のサヤエンドウや花びらも鮮やか。


まずは地中海ブルーのチップスから食べてみると、見た目のような毒々しさはなく、至ってノーマルなじゃがいものチップスの味。食べる前はちゅうちょしたものの、そういった心配は不要です。


スズキはあっさりとしていますが、トマトの旨味とマッチしておりバニラの香りがほのかに感じられます。


イカのトロッとした食感とトマトの相性もいい感じ。


あさりとトマトの相性も抜群。目に美味しいだけでなく、味もかなりしっかりしています。


続いて2品目は「北海道産雲丹のトマトクリームソーススパゲッティ 岩海苔・レモン・ガーリックを添えて」。パスタを覆う泡状の岩海苔と、パウダー状になったレモンオリーブオイルとガーリックオイルのパウダーが特徴です。


岩海苔の泡は白く、パスタはトマト色。


中央にはウニも載せられていました。まずは泡をパスタに絡めて食べてみます。


パスタはトマトソースで味付けられており、岩海苔の味も感じられますが、強烈な青臭さがあるわけではないので上品な仕上がりになっています。クリームもこってりしすぎずいい感じ。


しばらく食べたら、横に添えてあるレモンオリーブオイルとガーリックオイルを混ぜてみます。


まぜると少しソースの粘度が上がりますが、見た目が大きく変わるわけではありません。


レモン・オリーブ・ガーリックが入ることで、より爽やかでパンチのある味わいに。パウダー状になっているので、生で絞ったりすりつぶしたものよりも香りは強くないのですが、しっかりそれらの味が加わります。ウニは濃厚な旨味で、パスタと一緒に食べるとまた一味違った味になります。


フタをされた状態でテーブルに届けられたのは「黒毛和牛もも肉の炭火焼き風ロースト グリーンペッパーのソース」。中に煙が立ちこめています。


フタを開けると、香ばしい炭の香りが広がる演出。レストランにいながらバーベキューをしている時の香りを感じられます。


表面が黒くなった牛肉も目を引きますが、赤や黄色など色が鮮やか。


牛肉は中が完全にレアです。


竹炭でマリネしているので、表面が真っ黒。かつおの土佐作りのようです。


肉の下に置かれたトウモロコシにも焼き目が付いています。


ズッキーニやピーマンにも焼き目が付いていました。


牛肉はかなり炭の香りを吸い込んでいながら、刺し身の様な食感でまさに土佐作り。赤身肉の旨さを存分に堪能できます。グリーンペッパーのソースのコショウは強くないものの、牛肉の味をひきたてています。


黒くなった部分からは香ばしい炭の香りがします。牛肉をこういった形で食べることはあまりないので、新鮮に感じられました。


ジャガイモも隠れており、炭の香りがしてグッド。


とうもろこしに炭の香りが移っており、焼きもろこしのような味に仕上がっています。


ズッキーニは柔らかい食感で、力強い夏野菜の味が感じられました。


「クレーマ・カタラーナ フルーツとアイスのフリット ラズベリーのヘミスフィアソース」は黒い食器にキレイに盛られたデザート。


カタラーナは香ばしいキャラメルと卵の味が感じられ、凍ったプリンのような感じ。


フルーツとアイスのフリットは、アイスに衣を付けて揚げた一品。


時間がたちすぎてしまったせいか、かなり溶けてしまっていました。バニラアイスクリームは早めに食べたほうが良さそうです。


「泡、パウダー、煙・・・食材の化学変化を楽しむランチコース」は9月7日(日)まで。ロケーションもとてもいいので、ちょっと贅沢をしたいという時にピッタリです。

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in 試食, Posted by darkhorse_log

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