ハードウェア

クーラーボックスなのになぜかミキサー・オーディオ・USB電源などを内蔵した「COOLEST」


夏になるとアウトドアに出かける機会も増え、冷たいドリンクを持ち運べるクーラーボックスが大活躍しますが、一体どこで何をどのように間違ってしまったのか、ミキサーやオーディオ機能、USB電源の他にいろいろな便利な機能を「全部入り」してカオス状態になってしまったクーラーボックスが「COOLEST」です。

The 'Coolest' cooler - 60 quarts of style with a built in blender, music and way, way more
http://coolestkickstarter.com/


COOLEST COOLER: 21st Century Cooler that's Actually Cooler by Ryan Grepper — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/ryangrepper/coolest-cooler-21st-century-cooler-thats-actually

COOLESTが実際にはどうなっているのかが以下のムービーを再生するとわかります。


COOLESTは内部にバッテリーを内蔵し、お出かけ先でミキサーを使ったり音楽を楽しんだりできるほか、食器を収納できたり栓抜きを装備するなどマルチに役立つ本当にありとあらゆる意味でクールの極みに到達した恐るべきクーラーボックスです。


本体サイズは63.5×45.7×43.2cm、容量は約57リットル(60クォート)となっています。なお、重量は記事作成時点では公表されていませんでした。


フタ上部に付属のブレンダーを装着し、現地でなんでもかんでもどんどんミキサーにかけることが可能。


キャンプ会場でおもむろにフタを開けて氷をザラザラとミキサーの中に放り込んでいきます。


そしてドリンクをドバドバと注ぎまくります。


つまり、冷たいジュースやカクテルがこのクーラーボックスだけでいつでもどこでもすぐに実現できるわけです。


また、Bluetooth対応のスピーカーが付属しているため、スマホの曲を爆音で周囲に響かせまくることが可能。


Bluetoothスピーカーと音楽プレーヤーは、本体正面のスロットにピッタリ収まるようになっています。


スピーカーは防水設計となっているので、急な雨やドリンクをこぼしてしまった時にも安心です。


そして、スマホ時代には欠かせないUSB充電器として使うことも可能。1Aと2Aの出力端子を1個ずつ装備しています。


明るい太陽の下だけでなく、周囲が暗くなってしまってからもクーラーボックスが大活躍。


フタを開ければLED照明が内部を照らしてくれるので、簡単にボトルを見つけることができます。


本体内にはUSBとLEDライト用に容量が3000mAhのリチウムイオンバッテリーを搭載。また、ミキサー用には専用の容量3000mAhの18Vニッケル・水素充電池を内蔵しており、最大でおよそ60杯分のドリンクをミックスできます。Bluetoothスピーカーは容量1400mAhのリチウムイオンバッテリーを内蔵しており、8時間にわたって曲を再生することが可能。

取り出したボトルは、正面に配置された栓抜きを使ってすぐに飲むことができます。


フタの裏には食器やナイフの収納スペース。


セラミック製の小型ナイフはちょっとした調理に重宝。お皿をまな板の代わりとして使うこともできます。


車輪は大型のタイプを装備し、重たい荷物を運ぶ時にも安心。


このように、COOLESTには便利な機能がすべて最初から搭載されています。


そのため、お出かけの際にアレコレと多くの荷物を運ぶ手間を省ける、という便利なクーラーボックスになっている、というわけです。


このCOOLESTがクラウドファンディングサイトのKickstarterで出資を募集したところ、目標金額の5万ドル(約510万円)に対して記事作成時点では8000名を超える賛同者から約150万ドル(約1億5200万円)以上というとてつもない出資が集まっています。原因として、古き良きアメリカのスタイルとして、映画「グラン・トリノ」で主演のクリント・イーストウッドが演じたような「家の外にあるベランダでロッキングチェアに座りながら足元にあるクーラーボックスから缶ビールを取り出してゴクゴクする」というのが背景にあるようです。

早期割引きのEarly Birdプランはすでに応募枠が埋まっており、185ドル(約1万8700円)の出資でCOOLESTを1台ゲット可能。ただし注意が必要なのは送料の問題で、出資時には一律で100ドル(約1万円)の送料を加算しておき、プロジェクト決定時に最終的に詳細を確認するようになっているとのこと。この手の製品は容積がかさばり、重さもかなりのものになるため、送料が増えてしまうのは致し方ないことなのかもしれません。


なお、出資の締め切りは日本時間で8月30日(土)午前10時0分となっており、出荷時期は2015年2月ごろを予定しています。

COOLEST COOLER: 21st Century Cooler that's Actually Cooler by Ryan Grepper — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/ryangrepper/coolest-cooler-21st-century-cooler-thats-actually

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in ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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