取材

1km先と通信可能なWi-Fiトランシーバーで、通信エリアが従来比44倍拡大化


日本電業工作株式会社は長距離無線LANアクセスポイント「FalconWAVE2.4G」を使って半径1008メートル範囲での接続試験に成功したとのこと。通信エリアが従来比で44倍に拡大した技術をワイヤレスジャパン2014で展示しています。

長距離無線LANシステム FalconWAVE 映像・データを長距離無線伝送|DENGYO
http://www.den-gyo.com/solution/solution03_c.html

日本電業工作株式会社は多くの人であふれかえっており、非常に活気があります。


今回のお目当てはアクセスポイント「FalconWAVE2.4G」。アイコム製トランシーバ「IP100H」と組み合わせることで、半径1008メートル圏内での無線通信に成功。半径150メートルだった従来型に比べて約44倍の通信エリアが拡大したとのこと。


アンテナと……


太陽光パネルを組み合わせることで……


FalconWAVE2.4Gはどこにでも移動・設置可能。工事現場など電源や通信網がそろっていない環境でもトランシーバーを使うことができます。


それもすべて消費電力2.5Wと省エネのFalconWAVE2.4Gのおかげ。


なお、全天候対応型のFalconWAVE4.9Gも展示されていました。


こちらも3.5Wと省電力。


また、FalconWAVE2.4Gはトランシーバーだけでなく、監視用カメラ用のWi-Fiシステムとしても利用可能。


これは遠隔地にある日本電業工作株式会社の工場に設置されたメガソーラーをカメラ4台で監視しているデモ。


FalconWAVE2.4Gを搭載した長距離無線LANシステムを複数台用いれば1キロメートル以上離れた距離でも通信可能で、例えば電源や通信網の脆弱な工事中のトンネル内での音声通信が従来よりも低コストで実現できるとのこと。また、トランシーバーは携帯電話と違って、複数のレシーバーに同時に一斉連絡が可能なため、工事現場だけでなくイベント会場での通信機器としての需要が多いところ、たいていのイベント会場であれば1台のFalconWAVE2.4G搭載システムで対応できそうです。

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in 取材,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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