メモ

「給与&福利厚生が優れた企業」トップ25発表、Appleはランク外に


求人サイト「Glassdoor」が、総合従業員給付制度(給与・賞与・有給休暇・退職給付・福利厚生など)に優れたアメリカの企業ランキングトップ25を発表しました。アメリカ75社の企業の中で、現役の従業員や元従業員からGlassdoorへ寄せられたレビューのレート値によって算出されています。

Top Companies for Compensation and Benefits | Glassdoor
http://www.glassdoor.com/Top-Companies-for-Compensation-and-Benefits-LST_KQ0,43.htm

◆1位:Google(4.4)


フリーフード・24時間使用可能なジム・無料ランドリーなどの福利厚生に加え、仕事内容に関してもプロジェクトの推進スピードが速いことや、エンジニアの意見が尊重されるといった意見が寄せられています。仕事と生活のバランスの良さによって、大半の従業員が「とても満足している」にあたる4ポイント以上のレートでレビューを投稿。ソフトウェアエンジニアの平均年収は11万8962ドル(約1213万円)となっています。

◆2位:コストコ(4.4)


社員だけでなくレジを担当しているキャッシャーの評価も含まれているため、Googleに比べると給与面で差をつけられ2位となったコストコ。スーパーのかき入れ時である「感謝祭」を閉店休日にするなど、従業員を大切にしている姿勢が感じられるといった意見が多く、レートは4.4ポイントとGoogleと同点を獲得。キャッシャーの平均年収は約3万3458ドル(約341万円)です。

◆3位:Facebook(4.3)


職場環境の良さやスピード感のある仕事、才能のある人々と働ける利点やオープンな企業文化に加えて、フリーフード・ドライクリーニング・託児所を完備する福利厚生が評価されています。ソフトウェアエンジニアの平均年収は11万8189ドル(約1205万円)と、Googleに比べると少し低め。

◆4位:Adobe(4.2)


従業員によると、フレンドリーな職場の雰囲気・福利厚生の充実・スキルトレーニングの機会が多いという声が挙がっており、「世界一働きやすい企業の1つ」と称する人も。ソフトウェアエンジニアの平均年収は9万3700ドル(約955万円)。

◆5位:Epic Systems Corporation(4.2)


給与・福利厚生に満足している従業員が多いものの、労働時間が長いことや、システムのアップデートが遅いことなど、キャリア開発には向いていないという意見が出ています。仕事と生活のバランスは低めで、ソフトウェアエンジニアの平均年収は8万2659ドル(約843万円)でした。

◆6位:Intuit(4.2)


給与や福利厚生が充実しており、職場環境も良い雰囲気であることから、仕事と生活のバランスは高め。しかし扱うプロジェクトが他に比べて革新的ではないことや、トレーニングがないといった不満からキャリア開発の面では満足していないようです。ソフトウェアエンジニアの平均年収は8万7394ドル(約891万円)。

◆7位:USAA(4.2)


軍関係者を対象とした金融業・保険業を営むUSAAが7位にランクイン。給与・ボーナス・福利厚生に優れ、優れたCEOがいるという意見も多数。コールセンターなど所属する部署によって評価に差があります。ソフトウェアエンジニアの平均年収は7万3721ドル(約752万円)。

◆8位:シェブロン(4.1)


石油企業・シェブロンに勤める従業員は、チームワークに優れている点や、リベラルな社風、仕事と生活のバランスに満足しています。ソフトウェアエンジニアは在籍していませんが、石油工学エンジニアの平均年収は10万8100ドル(約1102万円)となっています。

◆9位:Salesforce.com(4.1)


Forbesが選出した2014年「世界の革新的な企業ランキングトップ100」では1位を獲得しており、福利厚生が整っていることや、製品の質の高さから仕事内容にやりがいを感じる従業員が多く存在します。その反面、仕事のスピードが速すぎる、忙しすぎるという声が多数挙がっています。ソフトウェアエンジニアの平均年収は11万590ドル(約1128万円)。

◆10位:モンサント(4.1)


多国籍バイオ化学メーカーのモンサントでは、休暇制度の充実や昇給スピードの速さなどが評価されています。

なお、11位以降の企業は以下のようになっています。

◆11位:ジェネンテック(4.0)


◆12位:Kaiser Permanente(4.0)


◆13位:Qualcomm(4.0)


◆14位:リバーベッドテクノロジー(4.0)


◆15位:Verizon(4.0)


◆16位:VMware(4.0)


◆17位:T-Mobile(4.0)


◆18位:Microsoft(4.0)


◆19位:アムジェン(4.0)


◆20位:ファイザー(4.0)


◆21位:Southern California Edison(4.0)


◆22位:Orbitz Worldwide(4.0)


◆23位:Procter & Gamble(P&G)(4.0)


◆24位:Union Pacific(3.9)


◆25位:eBay Inc.(3.9)


今回トップ25に入ってこなかったAppleは、世界で最も価値のあるブランドランキングでは2位にランクインしています。Appleの元従業員が職場環境の劣悪さを告白していたことからも、従業員から見ると「働きたい企業」には当たらないようです。

(PDFファイル)http://static.glassdoor.com/static/docs/lists/compensation/glassdoor-top-compensation-benefits-2014.pdf

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
全米の企業から選ばれた働きがいのある会社ベスト100、第1位はビジネスソフトベンダーのSAS、GoogleやDreamWorksもトップ10入り - GIGAZINE

GoogleがAppleを追い抜き世界で最も価値のあるブランドに、ランキングのトップ100はこんな感じ - GIGAZINE

「世界の革新的な企業ランキングトップ100」に日本から11社がランクイン - GIGAZINE

2013年で最も強かったCEOたち9人が発表される - GIGAZINE

Googleのプログラマーの年収は25万ドル(約2000万円) - GIGAZINE

「Appleで働くのは最悪だ」とAppleの元社員たちが告白 - GIGAZINE

Google、Yahoo!、Microsoft、Appleなどの大手企業で働く技術者の給料を比較 - GIGAZINE

有料会員制でありながら売り上げを伸ばし続けるコストコ成功の秘密とは? - GIGAZINE

Facebookを使っていなくても勝手に作成されている「シャドープロファイル」とは - GIGAZINE

in メモ, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.