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SEO業界の有名人マット・カッツ氏のQ&Aをまとめた「The Short Cutts」


Googleでウェブスパムチームを統括し、検索品質チームにも携わっているマット・カッツ氏は、ブログやYouTubeのチャンネルでGoogleにおけるSEO関連の解説を発信している人物です。SEO対策を行ううえで非常に重要な情報が公表されるので、ウェブ管理者を中心に人気を集めるコンテンツですが、時に説明が長いのが玉にキズ……。そんなカッツ氏のムービーを、内容を短くまとめたコメントと一緒にリスト化しているサイトが「The Short Cutts」です。

The Short SEO Cutts, The Short Answers to Every Matt Cutts Search Engine Optimisation Video
http://www.theshortcutts.com/

このサイトは、イギリスのデジタル・マーケティング・エージェントであるClick Consult社がまとめたもの。カッツ氏がこれまでに公開してきた解説ムービーの中から約500本の内容をごく簡単に要約し、ムービーと一緒にしたリストを作成しています。

SEO」とはSearch Engine Optimizationの頭文字をとったインターネット用語で、日本語では「検索エンジン最適化」などと訳されています。Googleなどの検索サイトで検索結果の上位に自らのサイトを表示させるための対策であり、広いネットの世界の中から自分のページを効率的に「見つけてもらう」ために非常に重要なものとなっています。

The Short Cuttsのページ内には500以上のムービーがアップされており、SEO対策関連のコンテンツとしては圧巻の内容になっていますが、いくつかをピックアップしてみました。キャプチャ画像をクリックして、元のムービーを見ることも可能です。

Q:Googleはいつ検索アルゴリズムのアップデートをやめるんですか?
A:やめません!


Q:Googleはアルゴリズムの変更をどのように評価しているのですか?
A:「検索品質評価員」が結果を一つ一つ詳細に確認し、どのアルゴリズムが最も良いかを評価しています。


Q:複数のドメインが関連していることをGoogleに知らせるには、どうすればよいですか?
A:hreflang」を使ってください。


Q:自分のサイトがアルゴリズムの影響を受けているかを確認するには、どうしたらいいですか?
A:ウェブマスターツールを使い、アルゴリズムがアップデートされた日時を確認し、ランキングの結果と照合してください。場合によっては、ページの内容を更新してSEO対策を行ってください。


Q:もう商品が手に入らないページの扱いはどうすれば?
A:ページを「404」にしてください。METAタグ「unavailable after」を使ってページの表示を検討してください。


Q:ページ内に複数のパンくずリストを配置することは可能ですか?
A:可能です。しかし、Googleは一番最初に出てくるものだけをピックアップします。


Q:モバイル向けページをGoogleに知らせる方法は?
A:レスポンシブサイトにするか、モバイルサイトが「rel=canonical」を含んでいる場合は「rel=alternate」を使ってください。


Q:「ペイドリンク(有料リンク)」についての基準を教えてください。
A:「騙し」や「誘導」につながるもの、「高価値な現物支給を伴うもの」です。


Q:ページランク用のファクターに、画像に含まれる「EXIF情報」を使っていますか?
A:潜在的に、イエスです。


Q:ランキングファクターからバックリンクを除外するバージョンのGoogleは存在しますか?
A:内部的には存在します。外部的にはありません。


Q:ソーシャルメディアのページは違った方法でランクされますか?
A:されません。


Q:複製コンテンツの扱い方法は?
A:最も重要とみなされるものを決め、ランクを高くつけます。他のコンテンツはランクが下げられます。


Q:ゲストブログを考えていますが、知っておくべきことは?
A:同じサイトを何度も使用せず、常に1か所のみ更新するようにしてください。


Q:ページ内に設定可能な最大リンク数はありますか?
A:リンク数の制限はありませんが、スパムと認定されないようにしてください。


Q:SEOの観点から「strong」タグと「b」タグの違いはありますか?
A:ありません。


Q:Googleボットは、HTMLがvalidであるかを確認していますか?
A:確認していません。


Q:「nofollow」リンクはページのランキングに悪影響を与えますか?
A:悪用や操作の形跡がない場合には影響を与えません、一般的には。


Q:ウェブスパムチームは、たとえばインドなどアメリカ以外のマーケットでも対策を行っていますか?
A:行っています。


Q:私のページが一日中落ちてしまっていました。ランキングには影響がありますか?
A:短期間であれば影響はありませんが、たとえば2週間ぐらいの期間になると影響が現れてきます。


Q:記事を作成するとき、ソースページへのリンクはどこに貼るべきですか?
A:Googleとしてはページ上部が好ましいと考えていますが、どこでもOKです。


Q:アドバトリアル(記事広告)についてはどう対応していますか?
A:有償コンテンツであることが公開され、リンクは「nofollow」にする必要があります。そうでなければ、Googleは対応を行います。


Q:ウェブマスターがSEO的に犯しやすい間違いを教えてください。
A:ドメインを含んでいない、クローラブルにしていない、ページ内で検索されるワードを使っていない、引きのある言葉を入れていない、タイトルや説明が良くない、ウェブマスターリソースを活用していない、などです。

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in メモ,   ネットサービス, Posted by darkhorse_log

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