失った運転感覚を取り戻すべく「ペーパードライバー教習」に行ってみた
4月といえば就職や転勤などで新生活が始まることが多い季節で、新しい引っ越し先で車の運転が必要になることもあります。そんな時などに、教習官が横で運転を指導し、再度車に乗れるよう練習できるのが「ペーパードライバー教習」です。昔は車に乗っていたものの、大阪はドライバーの運転が荒く、初めて運転するには怖かったので、ペーパードライバー教習を受けてみることにしました。
大阪ペーパードライバー教習京都奈良個人指導 プログレス運転指導室
http://progress-driver.com/
今回は助手席にブレーキが付いた教習車で教習を受けることに。指定した場所に教習官さんが教習車で来てくれました。
今回教習をお願いする増田眞二教官。
さっそく運転席に乗り込みます。
助手席を見てみると……
教習車なので助手席にもブレーキが付いていました。
まずは運転前に誓約書にサインをします。内容は主に教習中に事故を起こしてしまった時のためのもの。
チェック項目をいろいろ用意してくれますが、基本的に講習を受ける人の要望に応えて指導メニューを作成してくれます。
まずは運転前にバックミラー……
サイドミラーをチェック。
ボタンを押して調節。サイドミラーはだいたい車体の3分の1くらいが見えるようにするのが目安。
大阪を運転する際に、特に気をつける点をビジュアルを交えて説明してくれました。
右折・左折をする時は30m前から方向指示器を出すのがポイント。しばらく運転をしていないとこういったことも忘れていました。
右折する際に、あらかじめどちらかの車線に決め、回りに意思表示をしないと危険との注意を受けました。
これはダメな例。
例えば野田阪神にあるこのような交差点は典型的な例です。
大阪の道路は自転車が走っていることが多いので、気をつけるように指示を受けました。
注意すべき点の説明を何点か受け、教習官さんがコースを作成してくれます。今回は「ペーパードライバーが大阪を運転する際に注意するところ中心に運転したい」とリクエスト。今回の撮影は停車時は記者が撮影、記者が運転時は教習官さんに撮影をお願いしています。
さっそく出発。
前の車は後輪が見えるか見えないかぐらいの間隔にするのがポイント。
運転感覚を取り戻すために、しばらく走りやすい道を走りました。
運転の感覚を少し思い出したら、交通量の多い心斎橋付近へ。
左折を行い、一方通行の道へ入って行きます。
やや狭い通りですが、自転車の交通量が多め。
自転車が前から向かってきており、右前方にゴミ収集車が止まっていたので、一旦ストップ。
運転中、サイドミラーで周りを確認するクセを指摘されました。目視で右後ろや左後ろを確認した場合、車体で一部の角度に死角ができてしまうので状況によっては危険。
一方通行の道を走る際は、ゆっくりと走るので、特にサイドミラーを見て確認したほうがいいかもしれません。
再び交通量が多い道路へ、ここで危険な運転を目の当たりにします。
車線変更をしてはいけないゾーンで右前の車が前方に。大阪の道路はやや危険な運転が多いので、心の準備が必要です。
2時間ほど注意点や実技を受け、教習が終了。教官は助手席から運転席のハンドルを持ち、慣れた手つきで縦列駐車を行っていました。
最後に、自動車教習所の学科試験にあるような内容のテストを受けます。
正解は半分ほど。いかに当時の知識が抜けてしまっているか実感できます。
普段車に乗らないと、いかに自転車に乗っていた時に運転手のことを考えていなかったか思い返す良い機会になり、交通安全を再度考えるきっかけになりました。今回教習を受けたプログレス運転指導室は、ペーパードライバーに対し予約制で2時間単位の教習を行っており、料金は2時間税込9500円で教習車をレンタルする場合は2時間税込1000円。今回は合計税込1万500円かかりました。いろいろなペーパードライバー教室を調べたものの、2時間で1万円程度の料金が相場のようです。
これからの新生活で仕事や引っ越し先で運転が必要になる人や、しばらく車に乗っていなくて運転に自信がない人にオススメです。久しぶりに運転をすると、ぐったりするほど疲れるという点と、新生活が始まる3月・4月・9月などは希望者が多く土日に予約が取れないことがあるので注意が必要です。
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