2014年03月18日 12時30分ハードウェア

落とし物を防止・追跡・発見できるiOS/Android用トラッキングタグ「XY」

紛失しやすい鍵や財布、いなくなると困る子どもの持ち物やペットの首輪に取り付けておくトラッキングタグが「XY」です。うっかりタグを取り付けたものを置き忘れたときにはスマートフォンへアラートを送ってくれたり、ペットが散歩中にどこかに行ってしまっても現在地を通知してくれるので、追跡・発見が容易になります。

XY - The secure iOS/Android Bluetooth tracking tag by XY-FindIt — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/xyfindit/xy-the-secure-tracking-tag

「XY」を取り付けることで、どのように落とし物を防止し、なくした物を追跡・発見できるのかは以下のムービーから確認できます。

女性が出かける前に鍵をごそごそ探しています。なくさないようにキーホルダーをつけていても、うっかりどこかに置いてしまって……というのはよくあることです。

そんな、鍵・財布・MP3プレーヤー・ノートPC・ポーチ・デジタルカメラ・タブレット・バックパック・バインダー・猫・犬・子どもなどを見失った時にタグを取り付けておくことでスマートフォンに通知してくれてマップ上から場所を割り出せるのが「XY」です。

タグの登録はスマートフォンを「XY」にかざすだけ。

こうして登録したXYをキーリングなどに取り付けておくだけで、アイテムを管理できるようになります。

カフェでデート中。女性はテーブルの上に鍵を置いています。

デートが終わり……

女性は鍵の置き忘れに気付かず、そのままカフェを出て行ってしまいました。

しかし、鍵にはXYを取り付けてあるので、女性とXYとの距離が離れるとスマートフォンのアプリに「ここにあるよ！」と通知が届きます。

このようにうっかり忘れ物をしてもすぐに気付くことができるというわけです。

アプリには複数のXYを登録しておくことができます。たくさん登録するとどれがどれだかわからなくなりそうですが、アイテムごとに写真を撮ってXYと関連づけて登録しておけば……

通知を受け取ったときやなくした物を探すときに写真が表示されるので、どのXYがどのアイテムのものなのか判別可能。

XYはiBeaconによってBluetooth LEを通じてスマートフォンやタブレットと安全に通信でき、荷物だけでなく愛犬や大切な子どもの安全も確保できます。

このようにドアのすき間からペットが脱走してしまったら……

マップ上に表示されるポイントを目安に探しに行くことができます。

ペットはあちこち動いてしまいますが、近くにいる別のXYユーザーに写真付きのアラートを送れば……

発見したユーザーに助けてもらうことも可能です。

……と、お礼を言っているそばからアラートが鳴りました。

犬に気を取られている間に、あやうく子どもが迷子になるところでした。

男性が自宅に帰ってバックパックから荷物を取り出しますが、タブレットが見当たらないようです。

このようにアラートに気付かずにアイテムから離れてしまった場合は、アプリを起動してタブレットの写真をタップ。

するとタブレットの現在地がマップ上に表示されます。

地図は友人の家を指しています。「タブレット忘れてない？」と友人に電話してみると、無事発見することができました。

XYの使い方は、スマートフォンと同期してアイテムに取り付けるだけ、という2ステップで非常に簡単。

なお、XYは記事執筆時点で目標金額の2倍近くとなる8万6990ドル(約886万円)を集めており製品化は確実。Kickstarterのプロジェクトに17ドル(約1730円)を出資すれば7色の中から好きなXYを1つゲット可能。45ドル(約4580円)の出資で白・黒・緑の3つ入りXYパックをゲットでき、85ドル(約8650円)で全7色入りパック、110ドル(約1万1200円)で10個のXYが入った「食べ放題パック」をゲット可能となっています。