期間限定販売の「無茶苦茶ワイルド 豚そば」を無鉄砲本店で食べてきました
映画とラーメンというとあまり関係のない組み合わせのように思われますが、ここ数年では変態仮面やサイレントヒルとのコラボレーションなどが行われており、新作映画の公開を盛り上げています。今回映画とコラボするラーメンは3月8日(土)日本公開の「リディック:ギャラクシー・バトル」で、主人公は銀河最凶のダークヒーロー。そんなリディックとコラボしたラーメンが2月25日(火)から全国7店舗で食べられるようになっており、京都の無鉄砲本店と東京の中野店ではラーメン二郎のような見た目の「無茶苦茶ワイルド 豚そば」が販売されています。どれほどワイルドな味に仕上がっているか気になったので、さっそくお店に行ってきました。
宅麺.com 『リディック:ギャラクシー・バトル』限定リディックラーメンセット
http://www.takumen.com/st/lp/riddick/
無鉄砲
http://www.muteppou.com/
場所はこのあたり、JR奈良駅から約6キロ・木津駅から4キロほど離れた場所にあるので、自動車やバスで行くのが良さそうです。
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遠くから無鉄砲本店を見ると、大きな駐車場が確認できます。
車で来る人が一目でわかるような赤く大きな看板。
お店はログハウス風で、麺工房がお店の前にあります。お昼時・夜・土日などに行くと行列ができていることがありますが、平日の早い時間帯はまだ行列ができていませんでした。
麺工房の壁には「リディック:ギャラクシー・バトル」のポスターが貼られていました。
メニューも貼られており、昼・夜15食限定とのこと。
本店では限定のしょうゆラーメンがメニューにあり、訪れた日は九州で良く使われる飛魚(あご)を使った「飛魚だし正油ラーメン」が販売されていました。
食券機にも「無茶苦茶ワイルド 豚そば」のポスターが貼られていました。
「無茶苦茶ワイルド 豚そば」と限定しょうゆラーメンのボタンを押して「飛魚だし正油ラーメン」を購入します。
ポスターにはリディックとコラボしたお店の一覧が書かれており、今回は東京の麺場voyage・愛知の麺家喜多楽・大阪のわっしょい・福岡の拉麺 久留米 本田商店・京都と東京の無鉄砲・東京のほうきぼし・北海道の麺部屋 綱取物語の8店でそれぞれ限定ラーメンが提供されているようです。
店外に人が待っていましたが、スムーズに入店できました。
店内はテーブル席
カウンター席があり、今回はカウンター席に案内されました。
食券を店員さんに手渡し、席に座り厨房を見ていると……
他の無鉄砲の店舗と同じように、営業中も店員さんが大きなスープ釜を混ぜていました。
やや太麺のせいか、席に座ってから10分ほどで無茶苦茶ワイルド 豚そば(税込850円)が到着。どう見てもラーメン二郎を意識した見た目。
横から見ると、こんもりと丼にラーメンが盛りつけられているかがよくわかります。
もやしの上にかかるアブラやニンニクは、二郎を意識したもののようですが、一味やコショウもかかっています。
チャーシューは薄く切られたものが5枚ほど盛りつけられていました。
青ねぎ・ほぐし豚もタップリ。
もやしの下には……
キャベツが入っており二郎っぽい感じ。
なると
メンマといった二郎にはないトッピングも。無鉄砲しゃばとんというお店で提供しているラーメンにも似ている雰囲気です。
一見汁なしラーメンに見えますが、豚骨ベースのしょうゆスープが使われており、麺は自家製の太麺。
良く混ぜて食べるように言われたので、混ぜてから食べてみます。
見た目の通り、二郎のラーメンに似ていますが、製法が違うせいか味に差があり、二郎よりは脂っこくない仕上がり。しかし大量に入る野菜のせいで、無鉄砲特有のエスプレッソのように濃縮された豚骨スープの旨味・塩気ともに薄まっているので、もう少し味に微調整が欲しいところ。麺は太くかみ応えがありますが、オーションが入っていると言われる二郎のものと比べるとややかみ応えに欠けます。
もやし、キャベツが大量に入っており、スープの味が薄まります。発売された直後に行ったので、味が微調整される可能性もありますが、もう少しスープを濃くし、タレも多めにしたほうが良さそう。スープの濃さの調整には限界がありますが、卓上のにんにくしょうゆやラーメンのタレを入れればある程度微調整ができます。
豚は薄切りのバラ肉で、しょうゆの味が良く染みこんでいました。
スープは無鉄砲のラーメンにしては野菜の甘味があり薄いので、無鉄砲の豚骨味を求める人には物足りないかも。麺が普通のお店のラーメンの大盛り程度の180g入っているので、お腹に自信がない人は完食するためにあまりスープを飲まないほうがいいかもしれません。あまりにんにくの味は感じませんでした。
メンマは麺・野菜と違いかみ応えのある食感なので、箸休めにピッタリ。
半分ぐらい食べるとこんな感じ。二郎よりは量が少ないので「食べても食べても麺がスープを吸って量が減らない……」と感じることはなさそうです。
味を変えるために卓上のラーメンのタレを投入。
ラーメンのタレを入れることにより、幾分味が整います。最初にスープを一口飲んで、好みで微調整するのが良さそうです。
完食。二郎や千里眼の冷やし中華のような食後感はないものの、普通のラーメンに比べると十分量が多いレベルと言えそう。価格は850円となっており、二郎の本店は税込600円なので、それと比べるとやや値段は高いように感じられました。期間限定メニューなので、無鉄砲や二郎のファンは納得させるような完成度には至っていないと感じる人もいるかもしれません。
続いて飛魚だし正油ラーメン(税込750円)にもチャレンジ。無鉄砲の粘度のある豚骨スープとは違い、やや白濁したしょうゆベースのスープに脂が浮いており、飛魚の香ばしいにおいがスープから漂っています。
食べてみると、飛魚の味がするしょうゆベースで、背脂の甘味がするややコッテリとしたラーメン。ベースとなるスープは鶏ではなく豚が使われているようで、一言で言うと昔風の中華そばに飛魚だしが入った感じ。麺は水分が多めでモチモチとした食感で、浮いた脂が麺に良く絡みます。
スープの見た目はコッテリしていますが、豚骨スープのように乳化しておらず、見た目ほどは脂っこくありません。
こちらも完食。2杯食べるのはかなりお腹を空かせた状態でいかないと無理そうなので、数人でシェアしながら食べるのがオススメ。
無茶苦茶ワイルド 豚そばは3月25日(火)まで無鉄砲本店と中野店で昼夜各15食ずつの限定で、飛魚だし正油ラーメンは無鉄砲本店のみの期間限定の商品。東京や京都のお店に行くのが難しい人でも、宅麺のサイトでも無茶苦茶ワイルド 豚そばは購入できるので、どうしても食べたい人は注文してみるのもいいかもしれません。
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