真っ黒だけどカレー味な一風堂の「博多ブラックカレー」を食べてきた
博多ラーメンのチェーン店・一風堂でレギュラーメニューというと博多でポピュラーな豚骨ラーメンですが、2月18日(火)からは期間限定で「博多ブラックカレー」というラーメンを提供しています。今回の限定商品は社員やアルバイトら約80人が参加した商品開発コンペ「一風堂のラーメン総選挙」を勝ち抜いたラーメンだとのことで、いったい社内No.1のラーメンというのがどんなものなのか、お店に行って食べてきました。
博多ブラックカレー - 一風堂
http://www.ippudo.com/products/curry/
一風堂に到着。
店頭にも博多ブラックカレーの看板が置かれていました。
店内に入って席に着くと、博多ブラックカレーの限定メニューがあったのでさっそく注文。
「この一杯で、一軒のラーメン屋を作っても良いと思った」というラーメン評論家・大崎裕史氏のコメントが掲載されています。
メニューの裏には、限定ラーメンの説明が書いてあります。
メニューを見て待っていると、5分ほどで博多ブラックカレー(税込850円)が到着。カレーの香り自体はそこまで強烈なものではありません。
バターコーンの上には、バルサミコソースがかかっています。
チャーシューはバラ肉が使われており、ほんのりカレー風味で味付けられているとのこと。
キャベツが入り、少しスープカレーっぽい感じ。
半分に割った煮卵・ホウレンソウも載っています。
スープには数種類のカレースパイスや味噌が使われており、豚骨と鶏白湯のダブルスープを利用し、イカスミで黒さを出しているとのこと。麺は中太平打ち麺を使用。
麺を持ち上げると、麺にスープが良く絡んでいるのが分かります。
中太の平打ち麺によくカレー味のスープが絡み、口に含むとカレーの香りが口に広がります。やや辛口な味付けですが、辛いだけでなく動物系スープの旨味がしっかり感じられ、カラメルや焦がし玉ねぎも使われており、甘味が加わった複雑な味に仕上がっています。スープカレーよりは味が濃いめですが、ラーメンのスープとしてはちょうどいい感じ。期間限定メニューと思えない完成度の高さです。
バターコーンは、辛めのスープとの相性がグッド。バターもスープにコクを加えています。
「カレーに酢?」と疑問を持つ人もいそうですが、バルサミコソースをスープに溶かすことにより、まろやかな味に。
キャベツはシャキシャキとした食感と甘さがスープに合っています。
バラ肉はスープの味が強いせいか、あまり下味に付いたカレーの味は感じませんでしたが、豚の旨味がしっかり感じられ、大きいので食べ応えがあります。
煮卵もカレー味のスープと相性が良く、入っていてうれしいトッピング。
中太の平打ち麺を食べ終わったら、替玉を注文。替玉は中太の平打ち麺ではなく、豚骨ラーメンに使われるポキポキとした食感の低加水の細麺で提供されます。今回替玉を注文した店舗では税込120円でしたが、提供する店舗で価格に違いがあるかもしれません。
余ったスープに投入。
スープに替玉を良く絡めたら、食べてみます。
通常替玉をする際はタレを追加しますが、今回は限定ラーメンのためタレを追加しないため、スープの味が薄まるので、替玉にタレをかけて提供するなどもうひと工夫ほしいところ。全くスープに合っていないということはありませんが、どちらかというと中太の平打ち麺の方が合っている印象でした。
最後にスープをかけると即席カレーライスが作れる、税込100円のライスセット(野菜チップのせ)も食べてみます。
ライスにカレースープをかければ完成。
麺と食べても相性がいいスープなので、ごはんとの相性も抜群。野菜チップの紫芋の甘みも良く合っています。ただ、替玉の後でスープが少し薄まってしまっているのが気になりました。
博多ブラックカレーは3月20日(木)までの期間限定販売。なお、このメニューはカップラーメン化してセブンイレブンから発売される予定になっています。
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