ソフトウェア

Facebookが人気お絵かきアプリと酷似した名前のアプリ「Paper」を公開、名称変更を迫られる

By Jorge Fernández Flores

まるで紙に描くようにスケッチしたり、図表やイラストも描くことのできるiPad専用お絵かきアプリ「Paper by FiftyThree」は、Appleの「iPadアプリ・オブ・ザ・イヤー2012」を獲得し、世界中で約500万回ダウンロードされています。そんなPaper by FiftyThreeのCEOが、2014年2月3日にFacebookが開発・公開したニュースアプリ「Paper」に対して、「私たちのブランドネームを使うべきではない」と苦言を呈しています。

News | FiftyThree | EVERY STORY HAS A NAME FiftyThree’s story began...
http://news.fiftythree.com/post/75486632209/every-story-has-a-name-fiftythrees-story-began?new_url=true


ニューヨークのアパートでたった3人で開発したアプリ「Paper by FiftyThree」は、公開以来そのシンプルで使いやすいデザインによって数多くのクリエイターに親しまれ、現在1億以上のアイデアがユーザーによって作成されています。


そんな中、Facebookが類似アプリ名を使ったニュースアプリ「Paper」を発表したことから、Paper by FiftyThreeのCEO・Georg Petschnigg氏は今までの経緯をブログで公開。Facebookが「Paper」という名前を使うことがわかったため、アプリの公開前に「ユーザーを混乱させるアプリ名である」と連絡をとったところ、謝罪はあったもののその中身は「連絡が遅くなったこと」だけで、具体的な解決策については触れられていなかったとのこと。

Facebookはその後、2014年2月3日にアメリカでアプリを予定通り公開していますが、Petschnigg氏は「シンプルな解決策はFacebookが自ら考えてアプリ名をつけることで、私たちのブランドネームを使うべきではない」と主張しています。

また、Petschnigg氏は個人的にFacebookに多くの友人を持っているほか、Paper by FiftyThreeに組み込まれたFacebook共有機能からも50万以上のシェアが行われていたりと、2社の間にはさまざまな深いつながりがあると考えているとのこと。あまり険悪なやりとりを望んでいないPetschnigg氏ですが、Facebookが今後どのような対応をとるのかは明らかにされていません。


ちなみに、Facebookのニュースアプリ「Paper」は、新聞を読むようにめくったり、傾けると写真の表示されていない部分を見ることができるUIが特徴で、「Facebook最高のアプリ」とも称されています。以下のムービーからどのようなインターフェースになっているかがわかります。

Introducing Paper - YouTube

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
無限のキャンバスを拡大縮小しつつお絵かきしまくれるアプリ「Sketchology」 - GIGAZINE

Facebookはなぜ衰退したのか?そしてこれからのSNSとは? - GIGAZINE

SNSやニュースサイトの情報をスマホで一括管理できる多機能アプリ「Faast」 - GIGAZINE

各新聞社の社説とコラムを読むことに特化してオフラインでも読めるアプリ「社説リーダー」 - GIGAZINE

映画「パシフィック・リム」ギレルモ・デル・トロ監督のすさまじいスケッチ集 - GIGAZINE

in モバイル,   ソフトウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.