「au発表会 2014 Spring」で春のスマホ新機種などが続々登場した会場生中継レポート
2014年度春の新商品・新サービス発表会「au発表会 2014 Spring」が1月22日(水)10時から開催されました。
au発表会 2014 Spring|au
http://www.au.kddi.com/mobile/product/selection/presentation/
au 2014 Spring 日本初の曲面スマホや世界最大&最薄スマホなど個性豊かなラインアップ全5機種が登場! | 2014年 | KDDI株式会社
au公式アクセサリー「au +1 collection」個性豊かな春モデルを着飾る多彩なラインアップ! | 2014年 | KDDI株式会社
国内キャリア初! 韓国、香港、シンガポール、アメリカに続きフランスでも高速データ通信サービスLTEが利用可能に! | 2014年 | KDDI株式会社
auの学割キャンペーン2014新キャラクターに最強のアイドルユニット「モリ娘。」を起用 | 2014年 | KDDI株式会社
「au発表会 2014 Spring」の会場となっている住友不動産渋谷ガーデンタワーに到着。
発表会は地下1階にある「ベルサール渋谷ガーデン」で行われます。
発表会の開始を待っている多くの人々。
まもなく発表会開始。
2014/01/22 10:00
今回発表されるスマートフォン4機種・タブレット1機種の合計5機種です。
・「Xperia Z Ultra」
6.4インチの大画面でありながら、フルHDで世界最薄6.5mmを実現したファブレット
・「G Flex」
日本初の曲面ディスプレイを採用し、動画やフルセグをシアター感覚で楽しめるファブレット
・「URBANO L02」
スマートフォン初心者からシニア層まで幅広いユーザーから好評を得ていた「URBANO L01」のデザインやカラーバリエーションを刷新したニューモデル
・「AQUOS PHONE SERIE mini」
フルHD IGZOディスプレイと狭額縁「EDGEST」に加え、2000mAhを超えるバッテリー、クアッドコアCPUなど片手に収まるコンパクトサイズながらハイスペックを搭載したスマートフォン
・「AQUOS PAD」
IGZOディスプレイと狭額縁「EDGEST」を採用し、7インチながらコンパクトサイズを実現。また、1300万画素・F値1.9の明るいレンズ・約0.4秒の起動時間など高性能カメラを搭載したタブレットです。
2014/01/22 10:14
KDDI株式会社の田中孝司代表取締役社長が登壇しました
業界内で「学割シーズン」と呼ばれる春商戦がスタート。発表会はまず「auがどこへ向かうのか?」という説明からスタート。
2013年はauとソフトバンクだけが出していたiPhoneをドコモも扱うようになるという大きな転換の年でした。その中で3社横並びに見えるが、「エリアはどうか」「機種はどうか」「サービスは魅力的か」「プランはお得か」「サポートは充実しているか」と、いろいろな違いがあります。
「いいものを選びたい」
新しいauをお客様に提案しなければということで、「2014春、auからの提案」
まずはエリアの話から。
800MHzのau 4G LTEは、3月末に実人口カバー率が99%に。
2013年11月からの進捗。縦軸は98%と99%の中を拡大したもので、「たった0.1ポイントしか進んでいない」ように見えますが、ここまで来ると山の中までカバーするなどして上げていく必要が出てきて、とても難しいのだとのこと。
具体的な現状としては、「全国すべての大学でLTEが利用可能に」
「47都道府県別iPhone 5s/5cつながりやすさ満足度調査」
他社と比べて、つながりやすさ満足度はauがダントツNo.1
海外への卒業旅行でも……
LTEローミングの対応がどんどん進んでおり、フランスもつい先日から対応が始まりました。ちなみに、渡航先第11位はシンガポールだとのこと。
続いては機種の話。
3ヶ月前に2013年冬モデルの発表がありましたが……
その中でLG×auのオリジナルモデル「isai」が登場しました
2014年春の新モデルは……
「気になる大画面へのウォンツ」
画面サイズ5インチ以上の端末の稼働数は増加傾向にあります。
そこへ「異才のファブレット」
G Flex「常識を曲げる。世界が変わる。」
「耐久性と使い心地を追求した曲線ボディ」
実機はこんな感じ
二つ折りのフィーチャーフォンは通話時に少しカーブして顔に接触する形でしたが、それと同じようなカーブ。
「フルセグもシアター感覚で楽しめる約6インチ曲面ディスプレイ」
ボディが曲がっていると、よく接触する部分に傷がつきそうですが、スクラッチリカバリ背面カバーによって浅い擦り傷ぐらいであれば自然に回復します。
続いて、「定番モデルのスマートフォン→ファブレット」
Xperia Z Ultra
スタイリッシュに通話できるBluetoothヘッドセットが別売となります。
これを使うことで……
本体はポケットやカバンの中に入れたままで通話したり音楽を聞いたりすることが可能。
7インチのIGZO液晶搭載コンパクトタブレット「AQUOS PAD」
ギリギリまで画面が広がる「EDGEST(エッジスト)」
EDGEST+13.1Mカメラ
「私だけのテレビにもなるフルセグ対応7インチ『IGZO』」
スマートフォンとデータ連携するPasstock(パストック)
「大画面のコンパクトスマホ」
AQUOS PHONE SERIE miniは487ppiの超高密度フルHD IGZO搭載
こちらはURBANO(アルバーノ)
と、以上がauの冬春コレクションラインナップ。
アクセサリも続々と発売される予定です。
ここからはサービスの話。税抜372円でいろいろと使い放題な「auスマートパス」。
使えるコンテンツがどんどん追加されています
「学生に嬉しいコンテンツ」として、「魔法使いと黒猫のウィズ」のアプリが一部無料だったり、「進撃の巨人」が2月中旬から配信予定だったりします。
会員特典も様々
ロッテリアの「キム勝ツゲンかつぎバーガー」が190円引き、ローソンのUchiCafe'SWEETあんこや豆大福が1個無料、森永PARMチョコレートが1本無料、などなど。
「受験をスマートにパス」ということで、ラッキースポットで合格祈願してくれたり。
iPhone・iPadの修理代金サポートもあり、最大で1万4858円分がApple Care+に加入していると実質0円に。これは最大7429円が2年間で2回まで利用可能というもの。
自転車向け保険の提供もスタート。
1月28日から来店者限定で「モッタイナイおばけくん」LINEスタンプの配布が行われます。
料金プランについて
◆質疑応答
回答者は田中社長と小林本部長。
NHK:
春モデル4機種、特徴あるものを打ち出していく狙いをもう一度お聞かせ下さい。
田中:
発表会でもお話ししたとおり、「3社が横並びじゃないのか」という声が聞こえてきます。それに対して「そうじゃないぞ、我々は違った軸をこれから打ち出していくんだ」という思いがあります。G flexだと、スマートフォンはまっすぐなのかな?曲がっていてもいいんじゃないかな?という思いもあるし、サイズについてもこれでいいのかという思いがあります。そうすると大きなスマートフォン、ファブレットと呼んでいますが、それも充実させた方がいいんじゃないのかというアイデアが出てきました。お客様はいろいろな側面からキャリアを比較するので、それぞれのアイテムについて、少し違ったことができないのかという思いがあり、今回、提案させていただきました。違いを作っていく、auらしさを作っていく、そんな提案です。
日本経済新聞 金子:
いずれも特徴的で高性能な機種だが、価格もおそらく高めになるかと思う。かたや、店頭ではスマートフォンがかつてないほど安く売られていて、iPhoneですら0円+キャッシュバックになっている。この中ではハイスペックな機種は売りにくいのではないかと思う。販促費のかけ方、キャンペーンの張り方など、販売施策についてお伺いできれば。
田中:
市場はこれから学割シーズン。春に学生になられる方にいろいろな提案をしようと思っています。月額料金も「4つの0円」ということで提案させていただきました。キャッシュバック商戦から、違いを訴求する商戦に変わっていけばいいかな、と私自身は思っているが、なにぶん競争なので、適切なキャッシュバックで頑張っていきたいと思っています。
TBS:
発表した新機種はファブレットだが、一般ユーザーにどれぐらい普及するとお考えか。また、こういうものの累計稼働台数が右肩上がりということだが、今年中にどれだけ増やすという数値目標はあるのか?
田中:
プレゼンの中でも紹介したように、大画面が伸びています。我々は「大画面はどうも日本人には向かないのではないか」と2013年の夏秋ごろは思っていたが、大画面が出てくるというのが数値上はっきりしてきたので、以前から計画していたファブレット、もう一段大きい端末も受け入れられるのではないかという予想し、新しいことをやろうとチャレンジしたものが確信に近づいてきています。数値としては、揺れる心の中で、計画するときは相当チャレンジかなと思っていたが、確信に近づいてきたので、これを私のコメントとさせていただいて、具体的な数字はご勘弁いただければと思います。チャレンジするということをauらしさにしたいと思っているので、そういうコンテクストでご理解いただければ。
フリーランス 石野:
ラインナップ内にFirefox OS搭載端末がなかったが、一方でNTTドコモはTizen(タイゼン)の発表を見送っています、何かコメントなどあれば。また、LTE国際ローミングで海外でも使えるという話だったが、料金としてはドコモがワンデーを出しているので高い印象があります。SIMロックを外して現地キャリアに対応させるニーズもあると思いますが。
田中:
Firefox OS端末については、今年発売したいと思っているんですけれど……いいですかね?(小林本部長に確認し)年度内といっておりますので、年度内ということで開発しております(※のちほど「2014年度」との訂正あり)。少し違った世界というのをその時にご提案できればと思っています。違ったauを大事にしたいと思っています。
国際ローミングは対応国を増やしていきたいと思っています。高いんじゃないのかとの指摘ですが、高いとは思っていなくて……高いという意見が増えれば何とかするつもりです。SIMロックの点については、まだまだビジネスモデルが熟成できていないと思っていて、今後どうしていくか検討している段階です。何とかできればと思いますが、現時点ではまだロックがかかっています。
毎日新聞:
スライドの最初にもあったように2013年にドコモからのiPhone発売があって転換期という話だったが、12月にドコモが純増数トップで、MNPも改善している。3社間の競争は社長から見てどうか、今後の競争がどうなるのか考えがあれば教えていただきたい。また、4月に消費税増税があるが、3月の駆け込み需要がスマートフォン界隈でもあるのか、その反動もあり得るのか、教えて下さい。
田中:
我々自身はキャリアの競争力はMNPが表しているのではないかと思っています。iPhoneが3社から出たので、流動市場が小さくなってきていると理解しています。これから、その状況の中でどうauとして先に駒を進めていくのか。端的に言うと、同質での違いを追求していきたいと思っています。auらしさとは何かをもう一度自分自身に問いかけてみて、他社と違うところを大事にして、次のステージに持っていきたいと考えています。
消費税のことで、駆け込み需要があるのかというご質問ですが、3月は我々の中では春商戦で、毎年そこがピークになっています。そういう意味で、駆け込みかはわからないがもともと需要は大きいので、消費税増税によって増えるのかというのと、それはないんじゃないのかなというのが個人的な考えです。
Engadget 津田:
冬春モデルで大きく違うのはisaiだと思うが、反響はどうか?
田中:
こういった取り組みは続けていきたいと考えています。いろいろな新しさがなければいけないと思っているので頑張っていきたい。販売は、当初はゆっくりな出だしだったので厳しいかと思っていましたが、年末年始にかけて数字が上がり、我々としても、こういうことをやっているというのをお客様は見てくれているのだと感じています。引き続き頑張っていきますので、応援よろしくお願いします
・関連記事
au2014春モデル全機種全画像まとめ - GIGAZINE
6.4インチの大画面を搭載したauの「Xperia Z Ultra」速攻フォトレビュー - GIGAZINE
世界最薄で防水防塵の6インチタブレット端末「ソニー Xperia Z Ultra」を1週間くらい使ってみました - GIGAZINE
本体が曲がっていて6インチ大画面なのに使いやすいスマホ「G Flex」速攻ムービー&フォトレビュー - GIGAZINE
ホーム画面からSNSや流行ニュースなどが見られるKDDIオリジナルスマホ「isai」速攻ムービー&フォトレビュー - GIGAZINE
トリルミナスディスプレイ・2070万画素カメラを搭載した、auの「Xperia Z1」フォトレビュー - GIGAZINE
5.7インチ大画面にペンで書き込んだり2つのアプリを同時起動したりが可能なスマホ「GALAXY Note 3 SCL22」速攻フォトレビュー - GIGAZINE
フルセグ視聴可能で手に持つだけで電源がオンになるIGZO液晶搭載スマホ「AQUOS PHONE SERIE」速攻ムービー&フォトレビュー - GIGAZINE
・関連コンテンツ