赤外線サーモグラフィから身を隠せるハイセンスなステルス衣服「Stealth Wear」
ナノ技術で汚れをはじきまくるシャツやカッターナイフで切りつけても無傷の「防刃服」など、「こんなに高性能なものをどこで着ればいいんだろう?」と思うような衣服が存在します。Adam Harveyさんの作成した「Stealth Wear」もそんな服の仲間で、これを着れば無人航空機(UAV)などがもつ赤外線サーモグラフィからも身を隠すことが可能です。
Stealth Wear | Adam Harvey
http://ahprojects.com/projects/stealth-wear
Stealth Wearがどんな衣服なのかは、以下のムービーを見れば分かります。
Stealth Wear: The 'Anti-Drone' Hoodie - YouTube
街中にたくさんの監視カメラが配置されていたり、UAVに搭載したサーモグラフィによりプライバシーが侵害されていることが問題視されている現代では、どこから誰にどんな方法で見られているか分かりません。そんな中、自分のプライバシーは自分の手でコントロールできるべきだと考えるAdam Harveyさんが、「FLIR i3」のような赤外線サーモグラフィから身を隠せるStealth Wearを作成しました。これはデザイン面にもこだわりを持って作成されており、軽量かつ安全で丈夫な銀メッキの繊維が使用されていることで、赤外線を反射するので赤外線サーモグラフィには映らないようになっています。
Stealth Wearは全部で4着あり、これは「'Anti-Drone' Burqa」価格は2500ドル(約26万円)。
このBurqaはイスラム教の衣服をモチーフにしたもので、中には黒色のシルク生地が使用されています。
Burqaを着用した状態で赤外線サーモグラフィに撮影されると、画像右端のように映ります。Burqaをかぶった部分は真っ黒に映るので、これにくるまれば赤外線サーモグラフィからも完全に身を隠せます。
「'Anti-Drone' Hijab」は450ドル(約4万7000円)でゲット可能な、フード付きケープのような衣服。
Hijabもイスラム教の衣服をモチーフにデザインされたもので、内側のシルク生地にはデジタルプリントでカラフルなカラーが印刷されています。
「'Anti-Drone' Hoodie」は350ドル(約3万6000円)。
内側は黒色ナイロン生地。
HoodieはUAVによる頭上からの監視を避けるために、頭から肩にかけて銀メッキの繊維でスッポリ覆われるようなデザインになっています。
そして4つめの「Drone T」はBrooklyn Predatorという無人航空機のシルエットが描かれたTシャツ。これだけは赤外線サーモグラフィから姿を隠すことができない普通のTシャツです。価格は40ドル(約4100円)。
これら4つの衣服は2013年の8月28日から9月23日までニューヨークのNew Museum Storeにて販売されていましたが、現在はPrivacy Gift Shopにて購入可能です。
Stealth Wear – Privacy Gift Shop
http://privacygiftshop.com/collections/stealth-wear
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