取材

カッターナイフで切りつけても無傷の「防刃服」フォト&ムービーレビュー


カッターナイフで切りつけられても無傷でいられる、という防刃機能を備えた服が自然災害やテロなどに関連した製品やサービスを提供する企業や団体が集まる総合見本市「テロ対策特殊装備展(SEECAT'12)」に展示されていたので実物を写真に収めてきました。

会場の東京ビッグサイトに到着。


危機管理産業展(RISCON TOKYO)2012」と「テロ対策特殊装備展(SEECAT'12)」は西1、2ホールで開催。


入場ゲートには長蛇の列。


防刃服の展示を行っている谷澤商事のブースは以下の通り。


以下が防刃服の実物。


一見するとごく普通の服のようです。


背面。


製造しているのはPPSSというイギリスの会社。


Cut-Tex PROという特殊繊維を使用することで、鋭い刃物への耐性を備えているとのこと。


前面にはファスナーがあります。


裏側。


ファスナーを上まで上げれば首も保護できます。


実際に着用してみるとこんな感じ。


斜め前。


背中。

斜め後ろ。


実際にカッターで切りつけている様子は以下のムービーでチェックしてみてください。

防刃服にカッターで切りつけてみた - YouTube


かなりの力をこめて切ろうとしても服が無傷な様子がよくわかるようにアップで撮影したムービーも以下で見られます。

防刃服をカッターで力いっぱい切ってみた - YouTube


後で確認してみたところ、カッターの刃が丸められているというようなトリックでもなかったので防刃服の性能は確かなはず。日本での発売時期は未定とのことですが、発売する際は2万5000円程度の価格を予定しているとのことで、警備関係者の他に強盗に遭う可能性があるタクシードライバーなどをユーザーとして想定しているそうです。なお、「危機管理産業展(RISCON TOKYO)2012」と「テロ対策特殊装備展(SEECAT'12)」は2012年10月17日(水)から19日(金)までの10:00~17:00まで、東京ビッグサイト西ホールで開催されており、2000円を支払えば一般来場者も入場可能となっています。

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in レビュー,   取材,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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