取材

捕らえた相手を放置して逃げることのできる新型さすまた「タックル」


江戸時代から伝わる相手の動きを封じ込める道具がさすまたであり、本来は暴漢などを取り押さえておくための道具なのですが、さすまたで相手の動きを封じ込めたら、そのまま捕らえた相手を放置して逃げられるようにしたのが新型さすまた「タックル」です。危機管理に関する製品・技術・サービスを幅広く対象とした危機管理に関する総合展示会「危機管理産業展(RISCON TOKYO)2012」で実物が展示してあったので、実際に使っている様子を撮影してきました。

さすまたタックル
http://www.prop-g.co.jp/product_tacle.html

暴漢と十分距離が保てるよう、全長は1750mmに設定。アルミ合金製で重さは1.8kg、女性でも扱える重さとなっています。


さすまた輪の最大幅は800mm。


滑らないよう、柄の部分にはグリップがついています。


一度閉じたさすまた輪は無理に引っ張っても解除されませんが、暴漢から届かない距離に取り付けてある解除レバーを押し上げると簡単に輪が開く仕組み。


構えて……


さすまた押さえを相手の胴体に押しつけると、輪が閉じ、相手をしっかりと捕らえます。柄の長さは1580mmであり、相手との距離を十分に取ることが可能。


ガッチリ


背面ではアームが交差しています。


本来のさすまたは暴漢に固定しておくことができないため、人が来るまで相手を押さえつけていないといけませんが、さすまたタックルはガッチリと相手をつかんで離しません。なので、動きづらくなった相手を放置してそのまま逃げてしまえる、というわけです。なお、価格は税別で3万8900円となっています。

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in 取材, Posted by darkhorse_log

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