酔っぱらいが酔っぱらいに防刃ベストを自慢してはいけない
どんなときでもお互いを信頼しあうのが友情……というものかもしれませんが、どんなに信頼できる友人でも、酔っぱらってナイフを手にしているときには信頼しない方がよいかもしれません。というかそもそも、酔っぱらった友人に「オレのこの新しいベスト、ナイフも通さないんだぜ」と自慢してしまう酔っぱらった自分の判断力を信用することが間違いだったのかもしれません。
お酒を飲む人は是非見習わないようにしたい、教訓となる事件が起きています。
詳細は以下から。Man stabbed while testing knife-proof vest - The Local
2月26日(土)の夜、スウェーデン・Vittsjöの住宅でパーティーに参加し、お酒を飲んでいたという2人の男性。男性のうち1人が身につけていた新しい防刃ベストに話題が移ったときには、2人ともかなり「できあがった」状態となっていたようです。
24時少し前、自慢のベストを試してみようということになり、男性の1人がナイフを持ち出し、ベストを着用した男性を刺すと、防刃ベストはその性能を見事に発揮し、苦もなくナイフをはじき返したそうです。
しかし、1度目の成功に気をよくしたのか、もう一度ベストにナイフを突き立てようとすると、刺す側の手元が狂ったのか刺される側がふらついていたのか、防刃ベストで覆われていない部分に刺さってしまいました。刺された男性は病院へ運ばれ、軽症の治療を受けたとのこと。
スウェーデン・ラジオの報道によると、刺された男性は20代で、体のどの位置を刺されたのかは明らかにされていないそうです。
幸い男性のケガは軽症だったとのことですが、心臓や肺、消化器などを保護する防刃ベストも首などは覆っていないので、刺されどころが悪ければ命にかかわる事態となっていたかもしれません。また、今回のパーティーには救急車を呼べる程度に「しらふ」な人はいたようですが、刺された側が「痛くないよ」と虚勢を張る酔っぱらいで、刺した側や周囲もその言葉を信じるほどに酔っぱらっていたとすれば、重傷でなくとも手当が遅れ失血により危険な事態になるということもあったかもしれません。
酔っぱらいには刃物を持たせないこと、酔っぱらいの判断能力を信頼しないこと、心置きなく酔っぱらいたいときには飲まない人に監督してもらうことなどを、心がけたいものです。
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