Bluetooth・NFCなど5種類の接続を可能にした高音質&高性能ヘッドフォン「Sound Blaster EVO ZxR」と「Creative Hitz MA2400」2機種を一気レビュー
小さな本体の中にBluetooth・NFC接続など5種類の接続方法、ノイズキャンセリング機能を装備し、マルチコアオーディオプロセッサー「SB-Axx1」を搭載、PCやスマートフォンから専用アプリを用いてさまざまなコントロールが可能と、多くの機能をこれでもかと満載にした「Sound Blaster EVO ZxR」は、CREATIVEの革新的ヘッドセットEVOシリーズのフラッグシップモデルとなっています。GIGAZINEからプレゼント大放出企画「アンケートに答えて全部持って行ってください!」2013年冬編でもプレゼントの一つとなっているこの商品と、同じくプレゼント商品となっているヘッドホン「Creative Hitz MA2400」の両方の実力を試してみました。
Sound Blaster EVO ZxR - エンターテイメント ヘッドセット - Creative Technology (日本)
http://jp.creative.com/p/gaming-headsets/sound-blaster-evo-zxr
Creative Hitz MA2400 - ヘッドホン / イヤホン - Creative Technology (日本)
http://jp.creative.com/p/headphones-headsets/hitz-ma2400
◆Sound Blaster EVO ZxR フォトレビュー
EVO ZxRのパッケージはこんな感じ。ロゴ部分が金色の箔押しになっており、高級感のあるデザインです。
本体内にはマルチコアオーディオプロセッサー「SB-Axx1」を搭載。
同シリーズのフラッグシップモデルとなるEVO ZxRには、外騒音を軽減するアクティブノイズキャンセリング機能が搭載されています。
それでは箱を開けてみます。天面をどーんとオープン。
箱の中には、ケースに収められたEVO ZxRと、同梱品を収めた箱が入っていました。
専用のキャリングケースはしっかりした生地でできており、持ち運びの際にも安心です。
背面にはチャックつきの小物入れが用意されており、ケーブル類や充電器を入れるのに便利。
フタは面ファスナーで閉じるようになっています。べりべり……
ふたを開けるとEVO ZxRがキレイに収まっていました。さすがの専用設計品。
面ファスナーで取り外し可能な仕切りが付いており、左右のユニットがすっぽり収まるようになっています。
内容物を並べてみました。ヘッドセット本体とキャリングケースの他には、全世界対応のUSBパワーアダプターとUSBケーブル、4極オーディオケーブルと3.5mmステレオ&マイク分岐ケーブル、そして航空機内用のオーディオアダプターが標準で含まれています。
USBパワーアダプターは、先端を取り替え可能なユニバーサルタイプ。
日本用以外にも3種類のアダプタが含まれているので、世界中のほぼすべての国で使用することが可能です。
左はオーディオ用4極ケーブルで、スマートフォンなどのマイク入力にも対応しています。右はPCなどに接続して使用する際の変換ケーブルです。
音声端子とマイク端子に変換できるようになっており、ノートパソコンやPCのオーディオカードに接続して使用できるようになっています。
iPhone 5sとヘッドセット本体を並べてみると、これくらいの大きさ。なお、ヘッドセットは右側のハウジング部分にすべてのコントロール系統が集約されています。
音楽再生中の頭出し用ボタン、アクティブノイズキャンセル機能関連のスイッチ、電源およびSBXエフェクトオン/オフスイッチがまとめられていました。
ハウジングの中には、専用品となる大口径50mmユニットが内蔵されています。
また、ハウジング上側にはボリューム端子を装備。
底面には、オーディオ入力用の4極端子と、USB接続用の端子が配置されています。
イヤーパッドは厚手のタイプとなっており、赤い糸のステッチが入っています。
クッションもたっぷりあり、耳をすべて覆うタイプの装着方法となっています。
ヘッドバンドの頭頂部には、こちらも厚めのパッドを装備。
オーディオ端子にケーブルを接続すれば単体でも使用可能なEVO ZxRですが、PCやスマートフォンに専用のアプリをインストールし、ペアリングすることでより高度なコントロールが可能になります。
◆PC版「コントロールパネル」のインストール
メーカーの商品ページの最下部にある「ドライバーダウンロード」をクリック。
言語、対応するOS、ファイルタイプを選択して「GO」をクリック。
「今すぐダウンロード」をクリック。
「同意する」をクリック。
「ファイルを保存」をクリック。
ここで、EVO ZxRをUSB端子でPCに接続します。問題がなければヘッドセット側から接続完了の音が再生されるはずなので、それを確認。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックして起動。
「実行」をクリック。
「次へ」をクリック。
「使用許諾契約の条項に同意します」にチェックを入れ、「次へ」をクリック。
特にインストール先のフォルダを変更しない場合は、そのまま「次へ」をクリック。
「次へ」をクリック。
「インストール」をクリック。
途中で下記のような画面が表示されたら「インストール」をクリック。
インストールが完了したら、下記の画面で「完了」をクリックしてインストールウィザードを終了します。
これでインストールは完了です。PCの再起動が必要な場合もあります。
ソフトを起動した画面がこちら。ウィンドウ左側にはメニューや音量セッティング、上部にはバッテリー残量などが表示されています。
「SBXプロファイル」をクリックすると、「ミュージック」「ムービー」「ゲーム」と用途に合わせて3つのプロファイルの選択とオン/オフができ、その後「編集」をクリックすると……
詳細設定画面が表示されました。画面右にある再生ボタンをクリックすると、音質調整用のサンプル音源が再生されるようになっています。
「イコライザー」をクリックすると、10バンドイコライザーを使って細かい音質の調整が可能です。プリセットパターンも準備されているのでそちらからチョイスすることも可能。
「CrystalVoice」メニューからは、マイクで拾った音声に各種エフェクトを掛けたり、ノイズリダクションの設定をおこなうことが可能です。
「ヘッドフォン」メニューでは、「バーチャル7.1サラウンドサウンド」の効果を確かめることができます。
「ミキサー」メニューをクリックすると、再生ボリュームや左右バランス、録音時の入力バランスやミュートなどの設定を行う画面が表示されます。
◆スマートフォン向けアプリ「Sound Blaster Central」のインストールと、EVO ZxRとのペアリング
スマートフォン向けにはiOSとAndroid向けに専用アプリがリリースされています。iOS端末の場合は、下記リンクをタップしてアプリをインストールしてください。
iTunes の App Store で配信中の iPhone、iPod touch、iPad 用 Sound Blaster Central
https://itunes.apple.com/jp/app/creative-central/id532487984
また、App Sotreで「Sound Blaster Central」と検索してもOKです。
Android端末の場合は下記リンクからインストール。
Sound Blaster Central - Google Play の Android アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.creative.central
Playストアで「Sound Blaster Central」と検索してインストールすることも可能です。
スマートフォンとEVO ZxRは、Bluetoothを使って接続(ペアリング)します。まずはスマートフォン側のBluetooth機能をONにします。
そして、EVO ZxR本体の透明部分を長押しすると、透明部分のバックライトが青色に光って接続待機状態に入ります。
スマートフォンのBluetooth設定画面に「SB EV...」と表示されたら名前をタップ。
「SB EVO ZxR」と表示されたら、ペアリングが完了です。
アイコンをタップしてアプリを起動。
ホーム画面はこんな感じ。「SBXプロファイル」をタップすると……
PC版「コントロールパネル」と同様の設定をおこなうことが可能です。
◆フラッグシップモデル「EVO ZxR」の機能
EVOシリーズのフラッグシップ機となる「EVO ZxR」には、リスナー周辺のバックグラウンドノイズや環境ノイズを低減するアクティブノイズキャンセル機能が搭載されています。ヘッドセット本体の「ANC」ボタンを押してLEDランプが緑色に光ると機能がオンになります。
実際にヘッドセットを掛けて機能を試してみると、耳がツンとするほど強力に効くわけではなく、ごく自然に周辺のノイズを軽減してくれる感じ。低音域を多めにカットする特性のようで、エアコンや扇風機による空気のノイズや、水の流れる音など、意外と低音を含んでいる音に対しては効果的に騒音を軽減してくれます。少し気になったのはヘッドセットをかけながら歩いているような時などに、風切り音のような「ゴーッ」という音が入ってくる時があること。おそらく集音部の形状によりマイクが音を拾ってしまうのだと思われますが、人によっては気になることもあるかも。それでも、ANC機能をオフにした時のノイズの多さには「おっ」と思わされるので、十分に効果を感じることができました。
また、ANC機能がオンの時にTTボタンを押すと、音楽がミュートされて外の音が少し強調されてヘッドセットから聞こえてきます。横にいる人と会話する時や、街中で周囲の状況を確認したくなった時にも便利な機能です。
ヘッドセットの充電に便利なUSBパワーアダプターや、持ち運びに便利なキャリングケース、3.5mmステレオ&マイク アナログ接続ケーブル、航空機内用デュアルプラグアダプターはEVO ZxRにしか付属しておらず、装備が充実しているのも特徴となっています。
◆Creative Hitz MA2400 フォトレビュー
「Creative Hitz MA2400」のパッケージはこんな感じ。
本体が外箱に当たってキズがつかないように貼られた保護フィルム
今回のモデルはレッドですが、全部で4色のカラーバリエーションが用意されているので、自分に合った色をチョイスすることが可能です。
底面をパカッと開けてPET製のインナーケースごとズズっと引き出します。
シンプルにまとめられた内容物。シルバーの台紙には安全に関する情報などが記載されています。
箱に収められていたのはコレだけ。「トライアングルデザイン」と呼ばれる三角形のハウジングが特徴的です。
こんもりとした形状のイヤーパッドは耳を覆わずに装着するタイプで、圧迫感の少ない形状になっています。ユニットにはバスチューニングを施したネオジウムマグネットドライバーが採用されています。
ヘッドバンド頭頂部にもパッドを装備。
ケーブルにはボリュームコントロールとCTIA準拠のコントローラー兼通話マイクを装備しており、対応しているスマートフォン等のコントロールが可能です。編集部で試してみたところ、iPhone 5sとGalaxy S4(SC-04E)では問題なく動作することが確認できました。
実際にミュージック再生コントロール・着信のコントロールを行ってみたムービーがこちら。
Creative Hitz MA2400でiPhoneの再生コントロール&電話着信に応答してみた
CREATIVEのフラッグシップヘッドセット「Sound BLASTER EVO ZxR」は、クリエイティブストアで税込み価格2万9800円、「Creative Hitz MA2400」は税込み価格4980円で販売中です。
・関連記事
マッチ箱サイズの持ち運び可能な超小型モバイルサブウーファー「Woojer」 - GIGAZINE
周りの騒音がどれくらいうるさいのかを数値で表してくれるデジタル騒音計「GM1351」 - GIGAZINE
ジェット機なみの騒音、世界一うるさいネコ「スモーキー」ギネスに挑戦 - GIGAZINE
合計49個のスピーカーで目を閉じていても動きがわかる「ドルビーアトモス」を導入したTOHOシネマズ ららぽーと船橋で映画「ゼロ・グラビティ」を見てきました - GIGAZINE
安価で手軽に自分の耳にフィットする専用イヤフォンを作れる「Decibullz」 - GIGAZINE
4000人もの人がイヤフォンから流れる指令に従って一斉に謎の行動を起こす「The Mp3 Experiment 9」 - GIGAZINE
・関連コンテンツ