ハードウェア

小さなサイコロ状ブロックを自由に組合わせて操縦可能なロボットを作るキット「MOSS」


サイコロ状のパーツをマグネットでパチパチと組み合わせて、レゴブロックのように自由自在にさまざまなタイプのロボットが組み立てられる自作ロボキットが「MOSS(モス)」です。

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http://www.modrobotics.com/moss/


モスを使ってどんなロボットが作れるのかは、以下のムービーから。

ロープウェイのように移動して手紙をお届け。

MOSS String Crawler Robot - YouTube


光の方向に進むロボット。

MOSS Light Sensor Robot - YouTube


音がするたびに進行方向を変更。

MOSS Microphone Controlled Robot - YouTube


壁に沿って進むロボット。

MOSS Wall Following Robot - YouTube


段差だってへっちゃら。

MOSS Climber Robot - YouTube


カードリーダーのような動きでカードを送るロボット。

MOSS - The Reader
http://vimeo.com/79164929


MOSS - Dynamic Robot Construction System Kickstarter Launch - YouTube


「モスはサイコロ状のパーツをくっつけることで簡単に作れる、大人から子どもまで楽しめるロボットキットです」と話す共同出資者のマーク・グロスさん。


子どもたちがモスで楽しく遊んでいる姿を見ることができてとてもうれしいそうです。


男の子が遊ぶロボットは……


光を出しながらくるくる回転しています。


モスは、2年半の歳月をかけて開発されました。


モスのロボパーツは、全てコロラドの自社工場で製造されています。


中国などの工場にパーツの生産を委託しないのは、開発上の秘密を守るため、そしてクリエイターの意向をすぐにパーツに反映させるため、とのこと。


モスは、サイコロ状のパーツをマグネットでくっつけてロボットを作ります。


自動車タイプのロボットが誕生しました。


ロボットは、スマートフォンを使って操縦可能です。


モスのサイコロパーツには、マイコンとモーターなどが複雑に組み込まれており……


サイコロ同士は配線を使わずにマグネット接続できるシンプルなスタイルです。


モスの各パーツをくっつけるキモである金属ボールはネオジム製で強力な磁石になっており……


接合部で金属ボールは関節の役割を果たします。


サイコロの角同士で接続すればあらゆる方向に回転できるジョイントになり……


辺でくっつければヒンジになり……


面でくっつければ一体になります。


他にもコバルトやクロムなどの金属を使用することで……


サイコロ同士の接着面を使って電力とデータを同時にやりとり可能になります。


くっつけ方次第で、回転しながら進むロボットや……


イモムシのように進むロボット……


物をつかむロボットや……


絶妙のバランスで回転するロボットなど、さまざまなタイプのロボットを作ることができます。


モスのサイコロパーツにはBluetoothモジュールも用意されており……


ロボットに組み込むことで遠隔操作が可能になります。


技術責任者のイアン・ベルンシュタインさんは、ハードウェアとソフトウェアの美しい融合の産物であるモスを、「スーパークール」と評しています。


現在、モスで作ったロボットをスマートフォンやタブレットで操縦できるソフトウェアが開発中。


難しいデータ入力が不要で、ダッシュボードから簡単にロボットの動きを感覚的にプログラムできるソフトを目指しているそうです。


モスで作ったロボットを操縦するためのさまざまなモバイル端末向けアプリの開発も進行しています。モバイルアプリ「MOSS Control」は、8つのスライダーを使ってモスロボットを遠隔操縦することができ、「MOSS Sketch」は、モスロボットに「Etch-a-Sketch」を使って絵を描かせることができます。また、モスロボットの動きを記録してデータ解析ができる「MOSS Log」、カーソルやモバイル端末の傾きセンサーを使ってモスロボットを操縦できる「MOSS Dashboard」が開発されています。なお、いずれのアプリもiOS・Androidの両方に対応しており、2014年2月のリリースが予定されています。


サイコロを組み合わせることでさまざまな形のロボットを作ることができる自作ロボキット「モス」は、現在Kickstarterで出資を募集中で、59ドル(約6070円)の出資でSimple Starterキットを、99ドル(約1万200円)でBasic BuilderキットとオリジナルTシャツがゲット可能です。また、299ドル(約3万800円)の出資では、デザイナーHuck Gee氏デザインの「Shogun Tank」モデルとオリジナルTシャツが、379ドル(約3万9000円)では、Bluetoothコントロール機能付きの自動車タイプロボットのAdvanced BuilderキットとオリジナルTシャツがゲット可能です。


モスプロジェクトを進めるModular Robotics社では、サイコロ状のパーツを組み合わせることで、光ったり、回転したりさまざまな動きを繰り出すロボットを作成できる「Cubelets」という同様のコンセプトのロボットキットシリーズを製品化し販売中で、このCubeletsの正常進化形がモスと言えそうです。


モスプロジェクトは、すでに目標出資額の10万ドル(約1030万円)の3倍を上回る出資の獲得に成功しており、プロジェクトリーダーの、エリック・シュウェイカーさんは、出資金が56万4000ドル(約5800万円)に到達した場合には、初級レベルのC言語でモスロボット用のプログラミングができるソフト「MOSS Flash」とプログラム言語Scratchを使ってモスロボットの動きをプログラムできるソフト「MOSS Scratch」のリリースを約束しています。


なお、モスプロジェクトの出資期限は日本時間の12月12日午前3時です。

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in モバイル,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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