自動で独特な味のあるお絵描きをし続けるロボットアート「Mechanical Parts」
自立型の自動お絵かきロボットRobo Faberを使ったグラフィックプロジェクトが「Mechanical Parts」で、独特な線画を、描画する紙の大きさに応じて自動かつランダムに生成し続けることができます。
Autonomous Drawing Robot by Matthias Dörfelt, Determined to Reproduce
http://www.creativeapplications.net/arduino-2/autonomous-drawing-robot-by-matthias-dorfelt-determined-to-reproduce/
Robo Faberが線画を生成する様子は以下のムービーで見ることができます。
Mechanical Parts
これがRobo Faber、意外と大きなサイズ感。
自動で走行し……
この位置で描画開始。
本体の下にチラリと線が見えます。
大きく動くと、謎の線画を生成していることが分かります。
完成した線画はコレ。
Robo Faberは曲線以外にも直線や短い線を使って絵を仕上げていきます。
小さな紙の上でも描画可能。
描画したイラストはこんな感じ。
ボディ部分を取り払い動力部分をむき出しにするとこんな感じ。赤枠部分にペンが刺さっており、これで線を引いている模様。
Robo Faberは2つの直流モーターとそれにつながるタイヤを搭載しており、この2つを軸にグルグル動き回ります。カスタムArduino(初心者にも使いやすいマイコンボード)のドライバソフトには、任意のベジェ曲線に基づいて線を引くようにコードが書き込まれており、「ドローイングはどうやって手で書かれるのか」という考えのもと作られているようです。
作り出される線画は完全にランダムでオリジナルなものになります。
このアートプロジェクトを行ったMatthias Dörfelt氏は「私はほんとうにRobo Faberが大好きで、これはある意味私の創造的思考の一部のようなものです。Robo Faberが何を描くかは自律的に決めるので、私が今から30年後にRobo Faberの描くものを好ましく思わなくなっていても、Robo Faberは今の私の感性のままの創造物を作り続けます」と言います。
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