動画

ホンダCBR600RRでボンネビルのクラス世界最高速を樹立した日本人チーム


2013年8月13日、アメリカ・ユタ州のボンネビル・ソルトフラッツで開催された「ボンネビル・スピードウィーク」にて、ほぼ市販車状態のHONDA CBR600RRを駆って参加した日本人3名のチームが排気量650cc以下のクラスで世界最高速をマークしました。その最高速とはなんと時速170.821マイル(時速約274.913キロ)というもの。このクラスでは9年ぶりの記録更新で、かつ初めての時速170マイル越えの記録となりました。その挑戦を記録したイメージムービーが公開されています。

Shunji Yokokawa: Salt Flats World Record on Vimeo


今回の挑戦は、ホンダの社員による有志3名のチームによるもので、こちらがライダーを担当した横川俊二さん。子供のころからの夢をかなえにやってきたそうです。


「ボンネビル・スピードウィーク」は、ユタ州ソルトレイクシティの郊外300キロの地点に点在する広大な塩湖の上で行われる大会で、その非常に平坦な表面を利用して「地上最高速」を競うというもの。


表面もすべて塩でできているため、通常の舗装路とは異なり非常にすべりやすい路面状況になっているとのこと。特別なテクニックが要求されます。


空気抵抗を軽減するためにレーシングポジションで挑戦。この速度域では少しの横風でも影響を与えますが、湖の周囲にある山から吹き下ろす風が強くて処理が大変だそうです。


今回の挑戦に挑んだ3名の有志チーム。自己啓発の一環として、有志でこの記録に挑んだそうです。


塩湖を突き進むCBR600RR。すこしでもトラクションを稼ぎたいので、車重バランスは後ろ寄りにセッティングされています。


そんな努力のかいあって、8月16日に市販車クラスでの世界最速記録を達成しました。


そんな横川さんのチームですが、来年はさらに大排気量のCBR1000RRに乗り換え、さらなる記録を狙っていくそうです。


今回の挑戦に用いられたのはこちら、ホンダのスーパースポーツバイクCBR600RR。水冷4ストロークDOHC4バルブ4気筒・排気量599ccのエンジンにHRCから発売のキットパーツを組み込み、FI(燃料噴射)セッティングを施したエンジンで重量189kgの車体を時速270キロ以上というとてつもないスピードまで引きあげました。

Honda | バイク | CBR600RR


以下のムービーでは、大会後の報告会の様子を見ることもできます。

ホンダの有志チーム、CBR600RRで世界最高速度記録を樹立! 60th Bonneville Speed Week HONDA CBR600RR World Record - YouTube


この「ボンネビル・スピードウィーク」ですが、2014年は8月9日から15日に開催される予定。さらに上のクラスに挑戦するチームの活躍に期待したいところです。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
「ジェットバイク!ハハハ!」と圧倒的なハイテンションになるぐらい危険な速度で火を噴く自転車「Jet Bicycle」 - GIGAZINE

自転車にロケットエンジンをつけて走らせたら時速263kmで大暴走 - GIGAZINE

ギネス記録を更新した時速40キロメートルで走行可能な世界最小の自動車 - GIGAZINE

時速200kmで走行可能なスーパー芝刈り機がサーキットや芝生の上を爆走 - GIGAZINE

全裸で自転車に乗って集団で駆け抜ける人々「World Naked Bike Ride 2013」写真集 - GIGAZINE

in 乗り物,   動画, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.