テトリスを永遠にプレイし続ける方法
By Jared Cherup
2001年以来多くのテトリス製品に適用される、テトリスのガイドラインに従ってテトリスを永遠にプレイし続ける方法がまとめられています。この知識を駆使すれば思う存分テトリスができるようになる、というわけです。
Playing forever - tetrisconcept
http://tetrisconcept.net/wiki/Playing_forever
まず実際にテトリスを永遠にプレイし続けるテクニックを体得するとどれぐらいサクサクとテトリスができるようになるかというと、以下のムービーのようになります。一見すると「早回しか?」と勘違いしそうですが、「TIME」を見るとリアルタイムにプレイしていることが分かります。
Tetris Exhibition - "Playing Forever" Speed Run (1:28) - YouTube
テトリスは横10マス縦22マスの画面の中で、ブロックを積み上げては消す作業を繰り返すゲームです。テトリスのブロックには、各ブロックに色と名称があり、永遠にテトリスを遊ぶ方法の解説にはこの名称を使います。テトリスを遊び続けるためには、ランダムにブロックが生成され、ホールド機能があり、少なくとも3つ先までのブロックを確認することが可能という3つの基本ルールの適用が必要となっています。具体的な方法は以下のようになります。
◆1:標準方法
1番一般的なやり方は、ブロックを2つの山に分けて積み上げる方法です。
具体的に、左4マス(STZループ範囲)、右4マス(LJOループ配置)、真ん中2マス(Iループ範囲)を別々の範囲として、それぞれの範囲に定められたブロックを配置していきます。
ジェネレーターがランダムに7個のブロックを順番に落としてくるので、それぞれの範囲に比較的まとまった山を作ることができます。
S・T・Zは左の山に、L・J・Oは右の山、そしてIブロックは真ん中の列に配置していきます。
◆1-1:STZループ
STZループでは、最後にこのブロックが必要という場合があるので、ホールド機能を駆使してブロックを積み上げます。
ZはTの後に落ちなければならないので、必要ならホールド機能を使用。
また、Tは最初に落ちてはいけないので、必要ならホールドしてください
Tの斜めの段差を他のブロックと隣接させる必要があるので、必要ならTブロックをホールドします。
Sブロックの前にTブロックが必要な場合
Zブロックの前にTブロックが必要な場合
そしてTはこのように最後に落とす必要もあるのでそのためにはホールドを駆使して下さい。
◆1-2:LJOループ
STZループの中でホールド機能を使用しますが、LJOループでは3つ前のブロックまで見ることができるという点と、適切な配置方法を行うことでSTZループで必要なホールドの邪魔をしなくて済みます。
Oが初めに落ちてくる場合は、この様にブロックを積みます。
Oが最後に落ちてくる場合の積み方はこちら。
JOLの順番でブロックが落ちて来る場合は、少しブロックを動かしながら積み上げます。
◆1-2-1:落下ブロックが3つ先まで見える時に、LJOループで可能なテクニック
「H」をSTZループにおいてホールドする必要のあるブロック、「?」をLJOループのブロック、残りの他のブロックを「X」とする場合、「H?XX?X?」や「H?XXX??」のようになってしまうのは悪いケースになります。
ホールドと3つ先のブロックまで見える機能を使えば、2つめのブロックが画面上に入ってくる前に4つ目のブロックを確認することができます。この時最初に「H?XX」を見ることになり、最初のブロックはホールドしなくてはならないので、LJOループの残りブロックがどのような順番で落ちてくるかわからないままブロックの配置を決めなくてはなりません。もし最初にOのブロックが落ちてきたならば、何の問題もなく配置できますが、以下のような場合は複雑に組まないといけなくなります。
Oブロックが置けなくなる配置
Jブロックが置けなくなる配置
LもしくはJが最初に来たときは、次のLJOループのブロックを知らないことには、どのパターンを使って最初のLJOブロックを配置すればいいか分かりません。この解決法はそのLかJのブロックが画面に入ってくる(落ち出す)まで判断しないことです。こうなると5つのブロックが確認可能になり、「H?XX?」の場合は次のLJOブロックが分かるので適切にブロックを積むことが可能になります。
しかし一番最悪な「H?XXX」の順番でブロックが落ちて来る場合は、LJOループの2つ・3つめのブロックが落ちてくる前にSTZループを積み終わらなければなりません。こうなるとホールドが使用可能になり、LJOブロックの最後に来るブロックを調整するためにホールドを使うことができます。
◆1-2-2:落下ブロックの3つ先まで見える時に、LJOループで可能なトリッキーな始め方
テトリスを永遠に積みたい場合の、最悪のブロック配置が「?HXX?X?」です。2つめのブロックをホールドしなくてはいけないので、1つめのLJOループのブロックをホールドすることはできません。さらに、最後から2番目のブロックもSTZのいずれかのブロックの場合には、その後にホールドブロックを使用しなければならないので、1-2-1の最後に述べたようなLJOブロックをホールドして最後のブロックを調整することも不可能です。なので、この場合は最初の「?HXX」の段階でブロックの配置を判断しなければいけません。
この場合は、STZループのZもしくはSブロックを一番最後に配置するパターンです。この2つの方法では、一番最初に落ちてくるSTZいずれかのブロックをSTZループの最後に配置することは不可能です。
最悪の場合は「?SZX?X?」です。これは「?XHX?X」であり、Zをホールドする配置方法です。最初のブロックをホールドし、2つめのブロック(S)を配置、そして3つめのブロック(Z)をホールドすることで、初めのブロックから6つめまでのブロックを見ることができます。6つめのブロックまで確認できれば、最適なLJOループの配置方法を選択することが可能。
「?HXX?X?」では最初から5つのブロックを確認できます。2番目に落ちてくるHのブロックをホールドすると、5つめのブロックまでを確認可能です。しかし、この方法ではプレイヤーは、2つめのブロックをホールドしてからブロックを配置するまでの間にすべてを判断する必要があるのです。
◆1-3:Iループ
Iループの場合はホールド機能も3つ前までブロックを先見することも必要ありません。LJOループのためにIブロックはSTZ範囲の隣から配置するようにして、Iブロックを縦に配置してブロックを消去していくだけです。
◆2:バランシングスタック法
全ての種類のブロックが落ちることが4巡すると、Iループはきれいに8段分埋まり、STZとLJPループはそれぞれ12段分埋めることができます。
すると……
少しだけブロックが余ってしまいます。
このバランスの悪さを直すために、新たにLOループとIJループを使用します。
◆2-1:LOループ
2つのブロックを画像のように積み上げていくだけなのでとても簡単。
◆2-2:IJループ
この方法も特に難しいことはありません。
「JIIJ」
特に気を使わなくても、IとJのブロックを指定のIループ範囲にさえ配置すれば自然とブロックが消えていきます。
◆2-3:全てを掛け合わせる
もしあなたが「◆1:標準方法」でテトリスを行って、以下のように両端に12段のブロックがきっちりと積まれている場合……
「◆2:バランシングスタック法」で積み上げます。
ブロックが消えて……
高さの違うブロックのまとまりが残ります。
LOループとSTZループの積み上げる位置を変更すると……
ブロックを全て消すことができます。
◆2-4:最終方法
「TJIxxxx」のような順番でブロックが落ちてくる場合には、Tを最初にホールドしなくてはいけないので他のブロックをホールドすることができません。このような場合には以下の方法で対処できます。
IをJブロックの上に置きます。
残りのブロックは、左からLOループ、真ん中にIJループ、右にSTZループ、の各位置に配置していきます。
ブロックが消え……
この積み上げの後には「◆1:標準方法」に戻ることができています。
そして、上記のテクニックを駆使すれば、以下のようになるわけです。
Tetris Redemption - "Playing Forever" Technique (True Execution) - YouTube
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