レビュー

電力・温度・湿度・照度測定の4つを測定してグラフ化できるプラグ「F-PLUG」を使 ってみました


普段通りに家電製品を使いながら、それらの消費電力を見ることで節電への目安を教えてくれる、それが「F-PLUG」です。これとパソコンを合わせて使用することで、F-PLUGの挿さっている機器の消費電力をパソコンで簡単に確認できるようになり、身近なものの消費電力を手軽に計測できます。

F-PLUG(エフプラグ) : 富士通ビー・エス・シー
http://www.bsc.fujitsu.com/services/f-plug/


これがパッケージ。


F-PLUGが計測した消費電力を確認するには、Bluetooth機能の搭載されたパソコンが必要です。


消費電力を計測する前に、まずはパソコン側に必要なアプリケーションをダウンロードします。


◆ソフトウェアの設定

アプリケーションはこのページからダウンロード可能です。


ダブルクリックで「F-PLUG UTILITY」を展開。


「setup」を起動します。


ダウンロードしたF-PLUGユーティリティを実行。



「次へ」をクリック


パソコンの近くにあるコンセントにF-PLUGを挿して「OK」をクリック。


F-PLUGの検索がうまくいくと、デバイスの追加に移ります。


パソコンとF-PLUGとをBluetooth接続するために、「デバイスの追加」をクリック。


「はい」を選択した後に、F-PLUG本体のペアリングボタンを約1秒ほど押します。


接続待ち……


F-PLUGで消費電力を計測する機器の名称を選択します。今回は電子レンジの消費電力を測定するので、その他に「電子レンジ」と入力しました。


「次へ」をクリック


複数のF-PLUG(最大7個まで)を一括管理する場合はここで「はい」を選択して同じ設定を繰り返せばOK。今回は単体で使用するため「いいえ」をクリック


F-PLUGを「計測する機器のプラグ」と「コンセント」の間に設置してから「次へ」をクリック


実際に設置するとこんな感じ。


「自動検索」をクリックすると通信設定が始まります。


「次へ」をクリック


これでようやく電力測定が開始されるので「次へ」をクリック


「次へ」をクリック


電気代は「1kWh22円」で計算されるようです。変更したい場合はF-PLUGユーティリティの「設定2」から可能。とりあえず今回はこのまま進めるので「次へ」をクリック。


「完了」をクリックして設定終了。


今回は電子レンジに接続して、電子レンジの消費電力をみてみます。


◆使用例

電子レンジを1度使用した際の消費電力を計測してみます。

「ワンショット」から「計測」を選択。


適当な測定時間を選択して「START」をクリックすれば計測開始。


電子レンジで600Wの加熱を2分30秒行いました。


計測結果がこちら。短時間の使用では電気代が0円以下に納まっており、電気量、電気料金の他にもCO2排出量と一ヶ月連続使用予測料金を知らせてくれます。一ヶ月連続使用予測料金によると、一ヶ月間ずっと電子レンジで何かを加熱している状態を維持すると月に1万3283円もかかってしまうという、ある意味非現実的な試算結果が登場。ずーっと動かしまくる可能性の高い冷蔵庫やエアコンなどであればもうちょっと参考になる値を出してくれるはずです。


メニューの「リアルタイム」では、F-PLUGに接続している機器がリアルタイムでどのように電力を消費しているか確認することができます。電子レンジで600Wの加熱を行った際に、F-PLUGでは1000Wの電力値が計測されており、加熱が終わると1.9Wにまで落ちていることがグラフにわかりやすく表されています。


「1時間モニタ」では1時間ごとの電気料金を折れ線グラフで見ることが可能。折れ線グラフには2つのモードがあり「累積モード」では、計測開始から電気料金がどのように積み重なっていっているかを見ることができます。


もう一つの「時間毎モード」は1時間ごとの消費電力が表示される仕組み。


「比較」メニューは、過去のデータと計測時の消費電力を比較できます。


そして「履歴」には日ごとの電気料金が表示されており、各日にちをクリックすると……


電気料金と「温度」のグラフが表示されるので、F-PLUGを取り付けた家電製品と温度との関係を見ることが可能になります。エアコンなどの空調機器であればかなり参考になる値がゲットできるはず。


同じように電気料金と「湿度」のグラフ。


電気料金と「照度」のグラフも表示可能です。


さらに「設定2」の「電気料金設定」をクリックすれば、電気料金を変更することができるので、より精密に消費電力を計測することが可能になります。


「標準」では、一日一律の電気料金設定が可能です。


電気料金をより細かく、時間帯で指定したい場合は「時間帯別」を選択。


「オール電化対応」ではさらに細かく電気料金を指定することができます。


このようにさまざまな角度から消費電力・温度・湿度・照度の関係と電気料金とを比較して分析することができ、なおかつ最大7台まで連携、データ自体も本体内に40日間分まで保存できるため、40日に1度だけBluetoothで同期すればOKであり、一度設定してしまえば運用は思っているよりもラクチンなのもポイント。なお、価格はAmazonにて税込6799円で購入が可能となっており、単純なワットチェッカーでは物足りないという人に最適です。

Amazon.co.jp: 富士通BSC F-PLUG115 電力・温度・湿度・照度測定機能つきプラグ ホワイト BSCESFP0103: パソコン・周辺機器

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
インストールするだけで15%~35%の省エネが実現できるフリーソフト「Granola Personal」 - GIGAZINE

節電でも最も利用を控えたくない家電は年齢・性別問わず「パソコン」 - GIGAZINE

節電のための「蛍光灯の間引き」で無駄な電力消費も、メーカーが注意喚起 - GIGAZINE

サマータイムや昼の打ち水は節電効果なし、産総研が節電対策の効果を測定 - GIGAZINE

無料かつ10分以内に納品、節電・防災に関するポスターやイラストの画像データを依頼内容通りにスピード作成するサービスが登場 - GIGAZINE

in レビュー,   ハードウェア,   ピックアップ, Posted by logu_ii

You can read the machine translated English article here.