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節電のための「蛍光灯の間引き」で無駄な電力消費も、メーカーが注意喚起


節電対応のため、蛍光灯が間引かれている光景を見かけることがありますが、電力が無駄に消費されたりするケースがあるとして、メーカーが注意喚起を行いました。

Q&A:施設照明 < お客様相談室 < 東芝ライテック(株)


東芝グループの照明器具メーカー、東芝ライテックのQ&Aページに掲載された「照明器具の間引き点灯について」という項目によると、オフィスや店舗などにおいての手軽な節電方法として、蛍光灯器具のランプを外して間引き点灯することについて、「本来必要とする照度が不足するため視環境を悪化させる可能性があり、おすすめできるものではありません」としています。

さらに一部の蛍光灯器具はランプを取り外した場合、安定器によっては電力が無駄に消費されたり、点灯時よりも多い電流が流れる場合もあることから注意が必要としており、間引き点灯をする前に必ず使用中の蛍光灯器具の製品形式を確認し、問題がないか検討することを促しています。

東芝ライテックがまとめた同社製の蛍光ランプを外したときの入力特性と注意点。2灯タイプのうち1灯を外した場合に、入力電力が通常点灯時の約52%にまで下がる代わりに、入力電流が約230%にまで跳ね上がるケースもあります。


また、調光用器具でランプを外すと安定器から高圧パルスが発生し、周辺機器に影響を与えることがあるなど、電力消費面以外にも注意するべき点があります。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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