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全世界ゾンビ対戦映画「ワールド・ウォー Z」日本語字幕付き予告編ムービー登場、2013年8月日本公開


中国僻地で発生した謎のウィルスが爆発的に全世界へと拡大し、人類を滅亡へと追い込む様を、愛する家族と世界を救うために奔走する国連職員ジェリー(ブラッド・ピット)の視点で展開、ありきたりのパニック・ムービーではなく人類が築き上げてきた文明へ警鐘を鳴らしながら深くえぐり、想像を絶する壮大なスケールと緊張感で描いていく……というあらすじの大作映画「ワールド・ウォー Z」が日本でも公開されることになり、日本語字幕付き予告編が公開されました。

ワールド・ウォーZ | 予告編 & オフィシャルサイト
http://www.worldwarz.jp/

ワールド・ウォー Z日本語字幕付き予告編 - YouTube


原作はニューヨーク・タイムズのベストセラーに4週間リストされたマックス・ブルックスの長編小説であり、レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットで権利獲得が競われ、ブラッド・ピットが勝利してゲットしたので、よく見るとクレジットのプロデューサー・製作として「ブラッド・ピット」の名前があり、かなり気合いが入っていることが分かります。


原作がどれぐらい気合いの入った内容なのかというと、以下のような感じです。

『WORLD WAR Z』での日本人の扱いがヒドイ(いい意味で) - 基本読書

この日本編では最初に近藤辰巳という少年が出てきます。彼はインタビューを受けている現在では壮観な体つきをしたスキンヘッドのイカツイ男なのですが、WWZ当時はニキビだらけの顔をしたオタクでした。しかもネット中毒で、日本の詰め込み型教育を呪い、ゾンビのせいで学校が閉鎖されると一日中引きこもっているようなやつです。

彼の日課はネットで知識を集めること。もちろんゾンビ事件が起きてからは、毎日ゾンビの情報を集めまくります。しかし情報を集めていただけなので、ついに自宅をゾンビによって襲撃されてします。「足が遅いから冷静に逃げれば大丈夫だ」と、知識を生かして逃げようとする近藤辰巳少年。しかし町中ゾンビだらけなので、ついに追い詰められてしまいます。その追いつめられた場所は、知らない部屋の中だったのですが、彼はその部屋の中で日本人といえば「これ!」というような、「あるもの」を発見する……。

まあその「あるもの」とは日本刀なんですな。なんというか、日本=オタクで引きこもりで詰め込み型教育で日本刀!! という凄まじくねじれた解釈が行われています。そしてオタクなティーンエイジャーだった近藤少年は、日本刀を持った瞬間に覚醒してゾンビをバッタバッタと切り殺していくのです……(オタク少年が突然日本刀を持ってゾンビを殺せるのだろうか……)

史上最強のゾンビ一大叙事詩「WORLD WAR Z」 - 深町秋生のベテラン日記

人類対ゾンビは激烈をきわめ、ついにゾンビ名物「人類による人類間引き」が始まるが、「ホロコーストは二度とやらないと決めたはずじゃないか」と嘆くドイツ軍の将官にかなり泣かされる。ある国は宗教原理主義国に生まれ変わり、またある国は革命で政治体制が変わっていく。

WORLD WAR Z - 情報考学 Passion For The Future

死者がゾンビになって人間を襲う謎の疫病が、中国奥地で発生して世界中へ感染を広げた。ゾンビに襲われた人間もまたゾンビになっていく無限増殖に、人類はほとんど滅亡直前まで追い込まれた。しかし、残された人類は不屈の精神と決死の作戦の展開により形成は逆転する。長い戦いの末にゾンビとの戦いに遂に勝利して、再び文明社会を構築し始めた。人々はその戦いをWorld War Zと呼んだ。

World War Z後には戦争の正史として「国連戦後委員会報告書」がまとめられた。編纂委員の一人は最終版を読んで、事実とデータのみが残され、戦いに関わった人々の心の葛藤や感動エピソードなどの人間的要因がすっかり削られていることを残念に思った。彼はもうひとつの人間的な歴史書を書くために、世界各国の兵士、政治家、実業家、主婦、オタクなど幅広い人たちに、World War Z当時の個人的な体験談を聞きとった。この作品は報告書であり、100人を超える個人の回顧談が時系列で並べられている。およそ数ページの聞きとり取材記録で全体が構成されている。

小説「WORLD WAR Z」は、全方位的にエンタメ要素が詰まった必読の傑作! - さて次の企画は

収録されているインタビューは、まずインタビューを行った場所と、その時の取材対象の生活が短くリード文で書かれた後は、簡潔な質問に対して取材対象が話し言葉で答えるという形式になっている。
けれどもすぐに気付かされるのだが、現在は「最新鋭の商船の船長」は、かつて「南アフリカで逃げ惑うだけの少年」だったり、現在は「対ゾンビ防壁都市の初代女性市長」が、「生活の小さい心配ばかりしてワイドショーを見ている専業主婦」の場合もあれば、かつては「ゾンビ渦の情報を正確に知っていた大統領首席補佐官」が、現在は「リサイクル発電のための糞集め業者」になっていたりと、「before WAR」と「after WAR」では想像もつかない人生の変転があることがわかる。

撮影時の様子もYouTubeにアップロードされており、以下のような感じ。

World War Z - Extra Video Clip 1 - YouTube


World War Z crash sequence - YouTube


World War Z Brad Pitt body double in action - YouTube


なお、原作は上記のようにかなり秀逸な内容なのですが、映画版の方は「現在進行形」で起きているWWZを描くらしく、国連職員ジェリーの視点で展開されるようです。

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in 動画,   映画, Posted by darkhorse

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