取材

閉店後のソニーストアでこっそりと行われるVAIOオーナーだけの特別体験会の実態を探ってきました


今秋に発売される新型VAIOの発売に先駆け、ソニー直営店の「ソニーストア」にて、先行体験ができる「VAIOオーナーだけの特別体験会」が実施されました。事前に行われた抽選に当選した人だけが参加でき、ドリンクを飲みながらじっくりと閉店後のソニーストアで新製品を眺めることができるので、実際にどのような感じなのか見に行ってきました。

直営店 | ソニーストアのご案内 - ソニーストア
http://store.sony.jp/Store/index.html

閉店後のソニーストアに到着。今回のイベントは閉店後に行われ、他の客がいない、いわば貸し切り状態でじっくりと製品と触れあうことができるというもの。約1時間程度の内容で、実機を触りながらスタッフの方にいろいろ質問できたり、開発などに携わったソニー社員の話が聞けたりします。


開場に向けて、各機器のチェックが行われています。


開場の時間になると、受付には抽選に当選したVAIOオーナーの姿が。


飲み物やお菓子も用意されており、くつろぎながら製品を見て回ることができます。


ドトールコーヒー」や水……


Toshi Yoroizuka」のお菓子などが用意されていました。


展示されているのは「VAIO Tap 20」「Eシリーズ 14P」「VAIO Duo 11


Lシリーズ


Sシリーズ


Tシリーズ」とWindows 8搭載のVAIO秋冬モデルの全6シリーズが各機数台ずつ展示されています。


今回抽選に当たって来たのは16名。少数の人数に絞り、じっくりと見てもらいたいとのことでした。


今回こうした企画を行うのは初めてとのことですが、「Windows 8のUIはこれまでのWindowsと大きく異なるので、じっくりと触って確かめてもらう機会を設けたい」「VAIOを使っていただいているお客様をおもてなししたい」との考えから開催したとのことです。


やはりタッチ対応モデルが気になるようで、多くの方が操作性などをチェックしていました。


会場内には多くのスタッフの方がいて、実機についての質問がある場合は、気軽に声をかけることができます。


店員の方に聞いたところによると、今回一番注目が多いのは「VAIO Duo 11」。キーボードを収納しタブレット形状にできるということで、操作性を確かめている人が多かったです。


デジタイザースタイラス(ペン)を使用して、ペンでの操作感覚も試すことができます。


また、このイベントは実機に触れるだけでなく開発などに携わった社員の方から実機を使ってのプレゼンテーションを見ることもできました。


今回は「VAIO Tap 20」についてのプレゼンテーションが行われ、V&M事業部PC事業部1部1課の倉知秀明さん、V&M事業本部企画1部HW企画1課の塚原悠さんの両名の登場です。


まずは倉知さんからです。倉知さんは外観のデザインや内部のレイアウトなどを担当されていたとのこと。


バッテリーを搭載し持ち運びができるというのがポイントで、薄く手になじむようなデザインになっているとのこと。


スタンドにもこだわり、スプリングを使用することで、約5.2キログラムありながらも、倒した状態から元の状態に戻しやすいようになっているようです。


また、前面ではなく背面にスピーカーを設置し、倒した状態でも机に音が反射して聞こえるように設計しているとのことです。


さらにウーファーをスピーカーの上部に設置することで音圧を稼いで少しでもいい音になるようになっています。


開発者の方からじかに話が聞けるとあって、ユーザーも熱心に耳を傾けます。


飲み物を飲みながらゆったり。


次は塚原さんの登場です。商品企画を担当していて、具体的には商品コンセプトの設計やターゲットカスタマーの選定などをされているそうです。


まずはWindows 8についてのデモンストレーション。実際に画面をタッチしたりしながら、UIについての説明。


次にWindows 8の新しい使い方の提案ということで、「VAIO Tap 20」を使うとどのようなことができるのかについての説明がありました。こちらは「Family Paint」というアプリケーションを使って絵を描いているところ。これまでのタッチパネルは2点タッチだったものが、「VAIO Tap 20」では10点タッチになっており、複数人での使用も可能だとのこと。画面を半分ずつ使用することもでき、例えばテーブルトップスタイルにして両側から2人でお絵かきも楽しめるようなユニークなスタイルになっているそうです。


身を乗り出すほど熱心に話に聞き入るユーザーの姿。


他には将棋ができるアプリケーションのデモンストレーションや……


よくゲームセンターにある「エアホッケー」のような対戦型のアプリケーションの説明もありました。


ということで、話しを聞いて理解を深めたところで「VAIO Tap 20」を実際に触ってみることに。


後ろから見るとこんな感じ。


スタッフの方から詳しい使い方をフムフムと聞きながら「Family Paint」を実際に使ってみました。


20型ワイド(1600×900ドット)のタッチディスプレイで、広々と画面を使うことができます。


せっかくなので「GIGAZINE」と文字を書いてみました。


今度はテーブルトップスタイルにして使用してみることに。


持ち上げてみたのですが、重さはバッテリー込みで約5.2kgとちょっと重め。気軽に持ち運びができるとまではいかない感じで、例えば膝に乗せて使用したりするのもちょっと難しいかも。


画面の両側に2人が向き合うとこんな感じ。画面が20型と割と大きめのサイズのため、窮屈感はありません。


さきほどデモンストレーションの中にあった、対戦型のゲームを実際にプレイしてみました。

「VAIO Tap 20」を使ってゲームをしてみた - YouTube


デモンストレーションを見てからも実機に触れるので、理解を深めながら製品に触れることができます。


先ほどデモンストレーションされていた塚原さんからも直々に製品の説明を受けることもできました。


わからないところがあれば徹底的に教えてもらえることができ、こちらは2人がかりで説明をしているところ。


途中で退場する人はほとんどおらず、最後まで熱心に製品に触れたりスタッフの方に話を聞いたりしている人が多かったです。


最後はアンケートに今回のイベントの感想を記入して終了。なお、聞いたところによると「実際に機器に触れて良かった」「また次も開催してほしい」「直感的に触ることができる製品は魅力的だった」などの意見があったようです。


今回はVAIOでのイベントとなりましたが、今後もこうしたイベントをVAIOに限らずさまざまな製品でもしていきたいとのことでした。貸し切り状態の店内で発売前の製品をペタペタと触れるうえ、少人数制なのでスタッフの方からも説明をじっくりと聞くことができるので、気になる製品がある場合は参加してみると良さそうです。

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in 取材,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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