タブレットからノートPCにスライドして変形する「Vaio Duo 11」に触ってみた
Windows 8を搭載し、タブレット状態からディスプレイをスライドさせて一瞬でノートPCに変形できるモバイルマシンが「Vaio Duo 11」です。カスタム注文に対応し、低電圧版のCPUのCore i3-3217U(1.80GHz)、Core i5-3317U(1.70GHz)、Core i7-3517U(1.90GHz)が選択可能、最大8GBのメモリーとSSD 256GBが搭載できます。また、静電式のタッチ操作に対応したフルHD(1920×1080ドット)のディスプレイを備え、重量は約1.29kgとのこと。
今回はその「Vaio Duo 11」がCEATEC JAPAN 2012のソニーブースに展示されていたので、実機をペタペタと触りながら写真と映像に納めてきました。
スタート画面はこんな感じ。
堅さの違う2種類のペン先が選べるスタイラスが付属。
GIGAZINEを表示してみるとこんな感じ。
本体前面にはウェブカメラを備え、スカイプなどのソフトを使用すればビデオ通話が可能。
タブレット状態にして前から見たところは以下の通り。
前面右には電源やバッテリーなどの状態がわかるインジケーターライトが付いています。
前面左にはボリュームコントロールなどのボタンを搭載。
左側面にはRGB端子、SDカード/メモリースティックスロットなどを備えています。
右側面にはUSB 3.0×2とHDMI端子、電源ボタンがあります。
裏面には電源端子と有線LANポートを搭載。
底面。
別売りの「シートバッテリー(VAIO Duo 11 用) VGP-BPSC31(実売予想価格1万5000円)」を装着するための端子。なお、シートバッテリー装着時の公称バッテリー駆動時間は14時間、内蔵バッテリーのみは7時間となっています。
折りたたみ式の脚を搭載。
脚を立てることでディスプレイやキーボードに傾斜が付き、机の上などに置いて使用する際にタイピングなどが楽になります。
ディスプレイをスライドさせてキーボードをスッと出す様子は以下のムービーでチェックしてみてください。なお、この変形ギミックは公式には「Surf Slider(サーフスライダー)」と呼ばれているとのこと。
「VAIO Duo 11」の変形はこんな感じ - YouTube
ノートPC状態になるとこんな感じ。
この状態でもタッチ操作が可能。
実際にウェブブラウザーを立ち上げてタッチ操作を行いながらGIGAZINEを閲覧している様子は以下のムービーに収めてあります。
「VAIO Duo 11」でGIGAZINEを表示してタッチで操作してみた - YouTube
キーボードは以下の通り。
アップで見るとこんな感じ。キーストロークは浅めです。
中央にはポインティングデバイスを備え、キーボードのホームポジションから手を放すことなくマウスカーソルを操作可能。
クリックなどの操作はキーボードの下端で行います。スライド機構を搭載するために、キーボードの上下に余裕がなくなりトラックパッドが搭載できなくなっている点は、一般的なノートPCの操作に慣れているユーザーには残念なところ。
ディスプレイ下部にはウィンドウズマーク付きのボタンがあり、これを押すと一発でタイル状のアイコンが並ぶスタート画面を表示できます。
なお、プレスリリースによれは発売予定は10月26日で、価格は未定。実際に触ってみた印象としては「iPad(第3世代)」のほぼ倍となる約1.3kgの重量が気になるところ。電車の中でつり革に捕まりながらウェブサイトを閲覧する、というような使い方をするにはかなりの筋力を要求されそうです。というわけで、自宅で使う端末として普段はタブレット状態でウェブサーフィンやSNSを楽しみつつ、長文のメールなどを書く際はPC状態にしてハードウェアキーボードを使って快適にタイピングをする、といった使い方に向きそうな1台です。
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