浜名湖産うなぎの缶詰「うなぎ蒲焼」を使ってうな丼を作ってみた
今年の土用の丑の日は7月27日(金)で、今回はちょっといつもと違ったうなぎを楽しみたいと考えていたところ見つけたのが、浜名湖食品「うなぎ蒲焼」で値段はスーパーで税込698円でした。缶詰にうなぎの蒲焼きを入れた保存食品で、うなぎ好きで知られる歌人の斎藤茂吉は、戦時中にうなぎが食べられないことを予期してこの缶詰を買い占めたという逸話もあるそうです。缶詰の賞味期限は3年あるので、うなぎが高騰していていつ食べられなくなるかもわからない昨今の情勢を鑑みて「美味しければ斎藤茂吉のようにこれを備蓄しておけばいいのでは?」とひらめき、早速試してみることにしました。
浜名湖産のうなぎが使用されているそうで、輸入品ではない国産の味。
iPhoneと大きさを比べるとこんな感じ。
100グラムあたり279kcalなので、1缶(110グラム)で約307kcal。また、原材料に化学調味料は入っておらず、しょうゆ、みりん、砂糖と非常にシンプルです。
こうやって缶切で開けていくとお酒のアテのようです。
身は紙に包まれていて、普通の缶詰よりは少し高級感を感じます。
中身は全部で4切れ。
iPhoneと大きさを比べてみると、こんな感じ。
色合いは普通の蒲焼きのようにしょう油やみりんで焼かれたいい色合いになっています。
身の内側までしっかりとタレが染みこんでいる模様。
このままでは冷たいので、少しだけ温めることにします。
炊きたてのご飯を用意して……
そこにうなぎを乗せ……
タレをかければ……
完成です。焼きたてではないため、炭の香りを含んだ蒲焼きの香ばしい匂いは感じられませんが、それでも見た目だけなら立派な鰻丼。
お店などでうなぎを食べたときのフワッとしつつも適度な歯応えのある食感はなく、パサパサとした感じ。うなぎ特有の脂も飛びすぎており、もうちょっとこってり感がほしいところ。やはり缶詰に詰めるとこうなってしまうのか、一般的な「サバの缶詰」っぽい味で濃いタレの味が先行して感じられます。
それでも慎重に味わうと確かにうなぎ蒲焼の味で、甘辛いタレがしっかりと中にまで染みこんだ味を楽しめます。また、このように手軽にインスタントのマツタケのすまし汁なんかと一緒に食べるとそれなりの雰囲気も出て、「うなぎをガッツリ味わうほどでも無いけど、まぁ一応土用の丑の日だし雰囲気だけは……」というときにはピッタリ。賞味期限も3年なので、いざというときの蓄えとしてもよさそうです。
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