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Samsung「Galaxy S III」の炎上事故について第三者機関が外部要因と結論

By State Farm

6月にアイルランドでSamsungのスマートフォン「Galaxy S III」が突然スパークして炎上する事故が発生しました。この事故について、持ち主は「車内で何にも接続せずに利用していたら突然燃えた」と説明していましたが、Samsungが第三者機関に依頼して調査を行ったところ、端末本体ではなく端末外部に原因があると結論が出ました。持ち主も、事故発生を報告したフォーラムへの書き込みについて「取り消したい」と語っています。

An external energy source was the cause for the GALAXY SIII that appeared to have heat-related damage | SAMSUNG TOMORROW Global



報告されていた事故というのは、自動車の中で使用していたGalaxy S IIIが突然炎上したというもの。持ち主のdillo2k10さんは「boards.ie」というフォーラムに焦げたGalaxyの写真を掲載し、使用時はスマートフォンホルダーに置いていて、ホルダーには充電機能はなかったし、他の何かに接続して充電していたわけでもないと説明していました。


Samsungでは、この事故の調査を第三者機関である火災調査局に依頼しました。その結果、火災調査局は「熱を発した原因となるエネルギー源は端末(Galaxy S III)外部のものと断定」し、「今回発生した火災については、端末が責任を負うべきものではない」と結論を出しました。

調査によって、今回の火災事故で燃えた端末のような姿を再現するためには、端末をマイクロ波に当てる必要があることがわかりました。


dillo2k10さんが新たにboards.ieに投稿した内容によると、どうやら友人か知人がこのGalaxyを水中に落としてしまい、なんとかしようといろいろ試みたようです。その際に乾かそうとして電子レンジでチンしたのか、端末内部が破損してしまい、これが原因となって事故が発生した、という顛末だったそうです。Galaxyに欠陥があったわけではなく、「故意ではなかったけれど、愚かな間違いでした」「最初の投稿を取り消したい」と自らのミスを認めています。

電子レンジはマイクロ波加熱で食品内部の分子にエネルギーを与えて加熱しており、食品以外の加熱に用いることは保証の対象外です。もしも携帯電話を水中に落としてしまったら、電子レンジに入れるのではなく、すぐにバッテリーを外して乾燥させましょう。また、知り合いの携帯電話を水没させたときはすぐに教えてあげてください……。

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in メモ,   モバイル, Posted by logc_nt

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