「水の時計」を空中に描き出す「スペースプリンター」とは?

「ザーッ」と天井から降ってくる水滴で時刻を知らせたりイラストを表示したりできる「水の時計」という装置が大阪ステーションシティーに設置されているということなので涼しげな姿を眺めてリフレッシュするため、行ってみることにしました。
現地に到着。

「大阪駅前交差点北側」から駅に入ります。

道がよくわからない場合は「大丸」デパートか「JRの中央南口」を目指して行くとわかりやすいハズ。

「SOUTH GATE BUILDEING」と「大丸」の入り口が見えればスグ近く。

こんな感じで通路に沿って進みましょう。

「水の時計」と書かれた銀色のプレートがあります。

説明版によれば「額縁に入った大きな水の時計は 無数に並んだ水の糸でできています。1本1本制御された水の糸が時刻や文字、いろいろな模様をダイナミックに描いています。季節によって変化する「水の時計」 南ゲート広場のシンボルモニュメントをお楽しみください」とのこと。

通行人の注目を集める時計。

間近で凝視するおばあちゃん。「水の時計」の高さは身長の倍以上あります。

周囲の雰囲気がわかるように少し離れた場所から撮影したムービーは以下でチェックしてみてください。
落下する水滴で空中にイラストや時刻を描く「水の時計」 - 2 - YouTube

時刻を表示した場合は以下の通り。「9:28」となっています。

「OSAKA」。

「STATION」。

かなり複雑な模様を描くこともできます。

近くに寄ると「ザーッ」と水が降ってくる音がして割と迫力があります。

上を見上げるとこんな感じ。

文字や模様を描いた水はこの部分に落ちてきます。

玉砂利が敷き詰められているので「バチャバチャ」と水がハネてくることはありません。

「入らないで下さい 飲み水ではありません」という注意書き。

水の落下口の脇にはライトがあり……。

光に照らされた水滴がキラキラと輝いています。

水というよりは「光の粒」といった印象。

フチ部分はシンプルなデザインで金属製。

水滴が落ちてくる様子を連続写真で見ると以下の通りです。
何もない空間に……。

「ブワッ」っと水滴が発射されます。

このあたりまで出てくると「9:36」であることがなんとなくわかります。

全体が見えました。

空中に文字が表示されています。

下に落ちるに従ってやや表示が崩れていきます。

表示されている時間は一瞬で、水滴はスグに落下してしまいます。

こうなるともう判読できません。

実際に動作している様子は以下のムービーで見られます。
落下する水滴で空中にイラストや時刻を描く「水の時計」 - 1 - YouTube

なお、この「水の時計」はSpace Printer(スペースプリンター)という装置で、作ったのはKOEIという日本の会社。同様の装置は福岡県のキャナルシティや京都府の近鉄名店街、そしてロシア・カリニングラードにも設置されているそうです。
Торжественное открытие УНИКАЛЬНОГО фонтана SPACE PRINTER - YouTube

・関連記事
華麗なる「水のドレス」を身にまとったスーパーモデル - GIGAZINE
アツすぎるロシア&ウクライナの水かけイベントの写真85枚 - GIGAZINE
1500人の学生によるメントスコーラ噴水の世界記録挑戦 - GIGAZINE
ドバイに50階のビルと同じ高さの噴水が建設される - GIGAZINE
噴水で見つかった小さなワニが街の人気者に - GIGAZINE
・関連コンテンツ
in 取材, ハードウェア, アート, Posted by darkhorse_log
You can read the machine translated English article What is a "space printer" that draws "wa….