レビュー

ピカピカスマホ「Nothing Phone (1)」はソニー製カメラ搭載で遠・中・近スキなしの性能


背面スケスケ端末「Nothing Phone (1)」は見た目にかなり振り切っていますが、だからといって実用面を欠いているわけではありません。実際に、カメラ性能はどんなものなのか、外へ持ち出していろいろなものを撮影してみました。

Nothing Phone (1) - Nothing日本公式サイト – Nothing Japan
https://jp.nothing.tech/pages/phone-1

Nothing Phone (1)はAndroidをベースとした「Nothing OS」を搭載しています。特徴の1つである背面LED「Glyph」を生かした着信&通知についての情報は以下の記事にまとめています。

上質な振動とピコピコ音がクセになる「Nothing Phone (1)」の着信・通知パターンを徹底的に確認してみた - GIGAZINE


搭載アプリはかなり絞り込まれていますが、スマートフォンとしては外せないのが「カメラ」。この黒い長方形に赤い点のアイコンがカメラアプリ。


起動画面はこんな感じ、見た目は非常にオーソドックス。デフォルトの撮影モードは「写真」。


そのほかの撮影モードは「スローモーション」


「動画」


「ポートレート」


「もっと」の5つで、「もっと」はさらに「タイムラプス」「パノラマ」「マクロ」「エキスパート」の4つのモードに分かれます。


画面上部の三角印をタップすることでそれぞれのモードごとのメニューが開きます。


「写真」だと撮影時の縦横比を複数から選択可能。これは「16:9」。


「FULL」は比率としては11:5。画面範囲内すべてが撮影対象となるため、メニュー部分が半透明に変化。


「1:1」


そして「4:3」


撮影解像度は12MPと50MP ULTRA HDに切り替えられます。


フィルターは「オリジナル」のほかに「西部」「パルマ」「メトロ」「エッフェル」「ブラッシュ」「モデナ」「フィルム」「VOGUE」「オーリー」「バザール」「アルパカ」「ビスタ」の12種類。


カメラ設定はこんな感じ。「シャッター音」の項目は国内向けSIMを装着すると消えます。


実際にシャッター音なし、シャッター音ありで撮影するとこんな感じ。音はわりと目立つので、カフェなどでの撮影にはちょっと気を遣うかも。

「Nothing Phone (1)」のシャッター音なし撮影&シャッター音あり撮影 - YouTube


「ポートレート」はレンズの絞りをf0.95からf16の範囲で変更し、ボケ具合を幅広く調整できます。


ここからは撮影実例。特別な記載のないものは「写真」モードの等倍撮影です。なお、記事掲載にあたり行った加工は縮小のみです。


OSAKA WHEEL


太陽の塔


同じ位置から2倍で撮影したもの。


同様に、同じ位置から0.6倍で撮影したもの。写真モードでは「0.6倍」「1倍」「2倍」の倍率がショートカットで用意されていて、「0.6倍」は超広角レンズ使用、「1倍」「2倍」はメインカメラ使用です。


太陽の塔の背後にある「黒い太陽」、1倍撮影。


2倍撮影。


0.6倍撮影。


大屋根のパーツ部分、1倍撮影。


2倍撮影。


0.6倍撮影。


「大地の池」、1倍撮影。


2倍撮影。


0.6倍撮影。


水の動きがあるので、スローモーション撮影もしてみました。前半がスローモーション、後半はほぼ同じ位置で普通に撮影したムービーです。

「Nothing Phone (1)」で撮影したスローモーション動画&ノーマル動画 - YouTube


端末上でスローモーション範囲を指定することも可能です。


同じ地点でパノラマ撮影を行ってみました。


花壇、1倍撮影。


2倍撮影。


0.6倍撮影。


寄ってポートレート撮影を行ってみました。デフォルトのf5.6だとこんな感じ。


f0.95。確かに一部がボケているものの、「フォーカスした部分から離れるほどボケる」という自然な処理ではなく、かなり不自然なことに……。


f16。f5.6に比べると茎の部分などのボケが弱まっている感じはあるものの、そこまで大差はない印象。


マクロ撮影で被写体にぐっと寄ったところ。2cmぐらいまで寄れます。


ひまわりをf0.95でポートレート撮影。中央右奥にいる日傘を差した女性を含めて、中央のひまわり以外がうまくボケています。


f16だとこんな感じに。


広場、0.6倍撮影。


森の中を流れる川、2倍撮影。


空中通路、1倍撮影。


2倍撮影。


0.6倍撮影。


太陽を見上げての1倍撮影。逆光になっている葉っぱの色もきれいに映っています。


激辛の注意書きつきで販売されている、セブン-イレブンの「銀座デリー監修カシミールカレー」。ポートレート撮影、f5.6。


同じくカレーをポートレート撮影、f5.6。


マクロ撮影に切り替えてみました。


これは写真モードの2倍撮影。


ネパール食堂「バルピパル」の「アル・タマ・チャウラ」を1倍撮影。


カレーに寄って1倍撮影。


これはポートレート撮影、f5.6。


8月の21時に撮影したちょっと暗い歩道。


「ナイトモード」に切り替えると明るく撮れます。


さらに暗いところで試してみました。これが普通に撮影した写真、補助照明などは一切なし。


「ナイトモード」で、シャッター速度5秒だとこんな絵になりました。軽く照明を当てたかのような明るさになっています。


背面の撮影用ライトをつけるとこんな感じになります。ソニックぬいぐるみの青が現物に近い色になりました。ナイトモードはあくまで補正しているだけだったのがわかります。


Nothing Phone (1)では、背面LEDのGlyphを「スタジオ照明」的に活用することが可能なので、実際に撮影用ライトの代わりにGlyphを点灯させてみるとこうなりました。光が柔らかく広がるような印象。


横から見るとこんな感じ。ライトは正面を明るく照らします。


最も明るい状態のGlyphはこんな感じ。光量が落ちる代わりに、光が上下に広がります。なお、ライトとGlyphを同時にオンにすることはできません。


ムービー撮影性能はこんな感じ。以下はジンバル等は使わずにNothing Phone (1)を手持ちした状態で歩きながらフルHD・60fpsのムービーを撮影したものですが、手ブレはかなり軽減されています。

「Nothing Phone (1)」で太陽の塔周辺を歩きつつムービー撮影 - YouTube


フルHD・60fpsと4K・30fpsの違いは以下の2本のムービーで比べてください。

「Nothing Phone (1)」で万博外周道路をムービー撮影@FHD60fps - YouTube


「Nothing Phone (1)」で万博外周道路をムービー撮影@4K30fps - YouTube

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in レビュー,   モバイル,   ハードウェア,   動画, Posted by logc_nt

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