わずか数日で公開中止になったEUの人種差別反対CMムービー
EUが「人種差別をやめよう」という狙いでCMを作ってネットで公開したところ、そのCMムービー自体が人種差別的だと猛烈な批判を受けて、公開からわずか数日で配信中止になるという事態が発生しました。製作費が12万7000ユーロ(約1370万円)、さらに配信に12万1500ユーロ(約1315万円)がかかっていたというムービーなのですが、一体何がどのように悪かったのでしょうか。
配信中止のムービーがYouTubeにアップされていて、内容はこんな感じです。
EU enlacement ad - YouTube
薄暗い駅の中を歩いて行く黄色い服の人影
ブルース・リーか、そこから影響を受けたタランティーノ監督の「キル・ビル」を連想させる、黒いラインの入ったトラックスーツ姿の白人女性。
そこへ、拳法家のようなアジア系の男性が現れました。
いきなり戦闘態勢です
背後からも1人、姿を現しました。
ふわっと体を浮遊させているのは……
ターバンを巻いた、アラブ系っぽい男性。
こちらも刀を突き出して、いまにも斬りかかってきそう。
さらに、扉を蹴破ってきたのは……
格闘家らしい黒人男性。
3人と対峙した女性は気合いを込め……
ハッ!
次々と分身を生みだしていきます
完全に男性3人を取り囲みました
男性たちはこれを見て武装を解き……
全員が座りはじめました
そして上から見た図へ
黄色い服の女性が星にかわっていき……
EUの旗になりました
EUには特に人種差別的な意図はなく、「16~24歳のゲーム世代にアピールする狙いで、アクション映画やゲームに登場する典型的なキャラクターを登場させた」とのことです。
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