試食

白しるこ・黒しるこ・匠のしるこ、創業60年の味を移動販売「アンデリーナ号」


「アンデリーナ号」とは、「あんこをデリバリする速製餡株式会社」をもじった名前です。そもそも浪速製餡株式会社はあんこを製造している創業60年の企業で、2月1日から3月31日までの期間限定限定で「しるこな」という移動販売式のおしるこ屋を企画しており、その車の名前が「アンデリーナ号」というわけ。

アンデリーナ号 お汁粉や しるこな
http://www.naniwaseian.jp/andelina/index.php

移動販売式なので、どこにいるのかすぐわかるように公式サイト上でGoogleマップ、Twitterを用いて「アンデリーナ号」の現在地情報を発信しています。


Twitterでの情報から、アンデリーナ号が中之島あたりにいるとわかったので近辺を探してみると、あやしげなトラックを発見。


近づいてみると「お汁粉や しるこな」の文字が。思ったよりもこぢんまりとしたいでたちの軽トラック、たこ焼きの移動販売にもよく使われているサイズです。


前から見ると普通の軽トラック。これでアンデリーナ号だと気付くのはまず不可能。


側面には花の絵が描かれています。


では、のれんをくぐってみます。


メニューが見えます。3種類のメニューがあり、内容は「黒しるこ」「白しるこ」「匠のしるこ」。


注文をすると紙のカップに入って出てきます。熱々なのでこのように厚手の紙で覆ってあり、持ちやすくなっています。


こちらは「黒しるこ」(300円)。北海道産の小豆を豆乳で炊きあげたとのこと。


口にする前からふわっと小豆の香ばしい匂いがしています。そして中には大量の小豆。一般的におしるこというと餅が入っていたりしますが、こちらのおしるこは具は小豆のみ。「素材のうま味を十分に堪能してほしいから」とのことです。このようにシンプルに素材のみで勝負ができるのは、自信の裏打ちがあってのこと。


汁の方は、豆乳を使っているために一般的なおしるこよりとろみが強いです。味は、普通のおしるこに比べて小豆の甘さが強いのですが、豆乳のまろやかさが合わせられているためか、決してしつこくありません。小豆の粒が大きく、たくさん入っているため、小豆の食感自体を楽しむことができます。


これが「白しるこ」(300円)です。北海道産の手亡という白インゲンを使用した白あんと豆乳を組み合わせて作られています。


まるでシチューのような見た目。具に白インゲンも入っています。


汁は「黒しるこ」よりもとろみが強く濃厚です。味は見た目の濃厚さとは裏腹に、あっさりとまろやか。インゲンの柔らかい食感を味わうこともできました。


お客さんがやってきました。ビジネス街に行くことが多いからということもあって、食べに来る客層は30代以上の人が多いとのこと。


さて、最後は「匠のしるこ」(350円)。こちらはこだわりの一品で、京都丹波産の大粒小豆が使用されています。数に限りがあるので、要注意。


さきほどの「黒しるこ」の小豆も大きかったですが、それをも上回る大きさです。


汁はとても薄いように見えますが、これは豆乳が入っていないため。豆乳を入れていない理由は、素材である小豆そのものの味を引き立たせるために、水のみを使用しているからです。味は豆乳が入っていない分あっさりとしていますが、かといって薄いわけではなく小豆の奥行きのある甘みを味わうことができます。また、大粒の小豆のシャキシャキとした皮の食感を楽しむこともでき、小豆好きにはたまらない内容となっています。


一口におしることいっても、素材によって味が全く違うということが実感できるお店でした。移動販売のため、たこ焼きやクレープを買うように気軽に素材にこだわったおしるこを味わうことができます。量は缶で売っているおしること同じくらいの分量なので、お茶感覚で手軽に飲むことが可能。ちなみに持ち帰りの場合はカップにフタをしてもらえるので、こぼれる心配も無用です。

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in 試食, Posted by darkhorse_log

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