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スマートフォンにカバーを付けずそれ自体を防水加工する「Never Wet」


年間85万台の携帯電話がトイレに落ちて壊れているというデータもあるように、水は携帯電話の天敵です。防水ケータイや防水スマートフォンも増えてきましたが、iPhoneのように持っている人が多いのに防水ではない機種もあり、油断は禁物。そんな非防水の携帯の強い味方が防水スプレー「Never Wet」です。

Superhydrophobic Coatings | Corrosion Control & Waterproof Coatings | NeverWet
http://www.neverwet.com/



特殊な品ではなく、見た目はただの防水スプレーです。


Never Wetスプレーをかけた電子機器であれば、水没させても大丈夫。

Never Wet 2 - YouTube


小さなコンデンサなどがたくさんついた基板を水につけるなんて、通常では決してやってはいけないことですが、Never Wet加工済なので問題ありません。


チョコレートをこぼしても、すべてはじいてしまいます。


防水機能のないiPhoneであっても……


水中で問題なく機能しています。


このNever Wetはどんな素材にでも使うことができます。

nanotechnology neverwet fabrics - YouTube


Never Wet加工前と加工済の靴でどろどろの水たまりの中へ。


すっと足を引き抜くと……


どちらが加工済が一目瞭然。


色が付くと非常にとれにくいワインからも完全防御。


こちらはサラダ油。つるっと弾いています。


チョコレートやケチャップも……


靴を持ち上げてトントンと衝撃を与えるだけでわずかも残らずに払い落とされてしまいました。


衣類だってこの通り。


「Never Wet」は超撥水、つまり面に対して水滴の接触角が150度以上で接するようになっています。そのため、面についた水滴がまるで転がるかのように弾かれているというわけ。


ちなみに名前からすると防水目的のようにも思えますが、実際は防水の他に凍結防止、防錆、抗菌、自浄という多機能スプレーです。むちゃくちゃ強力なのは上記のムービーで証明してくれている通りですが、あまりに強力なので「では、このスプレーの効果を取り去りたい時にはどうすればいいの?」という疑問を呈している人もいます。

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in サイエンス,   動画, Posted by logc_nt

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