生き物

マイアミに巨大カタツムリが大量発生、さらにカタツムリ教団まで登場

by donny27

アメリカ・フロリダ州のマイアミ南西部に、外来種の巨大カタツムリが大量発生。民家の外壁を食べられるなどの被害が出ており、周辺地域で問題化しています。

Miami Invaded By Giant, House-Eating Snails : NPR


大量発生しているのは「アフリカマイマイ(The Giant African Land Snail)」というカタツムリ。最大で10インチ(25.4cm)にまで成長するこの種は、その名前から分かるようにアフリカ産で、マイアミ原産のものではない外来種の生き物です。

マイアミで捕獲されたアフリカマイマイの写真。クリックするとモザイクが外れます。


普通のカタツムリと同様、アフリカマイマイが通った跡には粘液がべったりとはりつきます。また、人間に感染すると中枢神経を侵して髄膜炎を引き起こす広東住血線虫の宿主でもあるため、はった跡に触っただけでも感染の危険があり、発症した場合は命の危険もあります。さらに、エサとして生ゴミやペットフードにとどまらず、家の外壁に使われているしっくいまで食べてしまうため、米国では本来輸入が制限されています。

Florida Department of Agriculture and Consumer ServicesのRichard Gaskallaさんによれば、輸入禁止となっているアフリカマイマイを、他国で見かけて興味本位で密輸入する人は後を絶たないということです。1965年に小学生くらいの子どもがポケットに2匹のアフリカマイマイを突っ込んでマイアミに持ち込んだために急激に繁殖し、約1万7000匹を100万ドルの費用をかけて駆除する結果となった……という例もあったそうです。

また、直近の大発生を受けて、新興宗教「カタツムリ教団」が小規模ながら登場しており、アフリカマイマイを治癒力を高める存在としてあがめていると言います。ある若い女性は胃の疾患のために入信し、その母親から治療の儀式として、生きたアフリカマイマイをジュースにしたものを飲むようにすすめられたそうです。

もちろん、前述のようにアフリカマイマイは危険な寄生虫の宿主で、日本でも輸入は制限されている種なので、この「治療の儀式」は非常に危険な行為。Gaskallaさんは繰り返し「アフリカマイマイを手で触らないように」と警告しています。

このムービーでは動くアフリカマイマイの様子が見られますが、ぬめぬめ動く上に大量に産卵しているなど、苦手な人にとってはショッキングな場面が多いので、閲覧には十分に注意してください。

Giant Snails Invade Miami - YouTube

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in 生き物, Posted by darkhorse_log