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カタツムリを操る寄生虫の戦慄ムービー


吸虫類のLeucochloridium(ロイコクロリディウム、あるいはレウコクロリディウム)はかなり一風変わった有名な寄生虫で、幼虫の時にはカタツムリに寄生します。寄生されたカタツムリは普段は鳥などに見つからないように葉っぱの影などにいるのに、寄生虫に操られているかのように目立つ場所へと移動していきます。それだけならまだしも、この寄生虫はカタツムリの触角に移動し、戦慄すべき動きを行って、鳥の目を引きます。そして案の定、カタツムリは鳥に突っつかれて食べられ、この寄生虫は鳥に寄生するというわけ。さらに鳥の中で成虫になると、今度は幼虫を含んだフンがこの鳥から排泄され、そのフンをカタツムリが食べて……という恐るべき繁殖サイクルを繰り返すわけです、恐ろしい……。

この一連の様子を解説しているムービーがYouTubeにありますので、見てみましょう。
YouTube - Zombie snails(人によっては想像を絶する可能性があるので、虫とか寄生虫とかが苦手な人はみちゃだめです)


また、以下のページにもこの寄生虫についての詳しいムービーがあります。ものすごいはやさでうごめています。

worm movie

Fauna of Trematodes - Succinea sp.

Googleでイメージ検索すると山ほど出てきます。卒倒しそう……。


Leucochloridium - Google イメージ検索

なお、カタツムリと鳥に寄生するのがメインであって人間には寄生しないのですが、間違って寄生されると死に至る危険があり、数件ですが死亡例もあるとのこと。また、カタツムリは今回のこの寄生虫に限らず、いろいろな寄生虫の中間宿主にされていることが多いそうなので、触る際には気をつけましょう。

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in 生き物,   動画, Posted by darkhorse_log

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