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【訃報】ドクロベエや「ぶらり途中下車の旅」で知られる滝口順平さん死去


声優・ナレーターとして活躍した滝口順平さん(80)が、8月29日午前7時33分、胃がんのため死去しました。葬儀・告別式は遺族の希望によって、近親者のみで営まれるそうです。

【訃報】ドクロベエの声、滝口順平さん死去 | 日テレNEWS24

訃報:滝口順平さん80歳=民間放送初の声優 - 毎日jp(毎日新聞)

声優・ナレーターの滝口順平氏が死去 - MSN産経ニュース

滝口順平さんは1931年4月17日生まれ、千葉県出身。戦後に発足したラジオ東京の放送劇団第1期生で、民間放送では初の声優として、近年まで数多くの作品に出演していました。


洋画の吹き替えからナレーション、アニメ作品まで本当に数多くの作品に出演していましたが、中でも、アニメ「ヤッターマン」のドクロベエや、「ぶらり途中下車の旅」のナレーションなどが代表作として知られています。その他の出演作としては「ドラゴンボールZ」シリーズに登場するナメック星の神龍「ポルンガ」や「マジンガーZ」のブロッケン伯爵、「ルパン三世」のミスターXなどがあります。

尚美ミュージックカレッジ専門学校のページでは、ドクロベエの声で「おしおきだべぇ~」の名ゼリフを語る滝口さんの姿を見ることができます。基本的に顔出しはNGとしていた滝口さんですが、ここでは素顔を公開。数多くの番組ナレーションを担当していたため、声を聞いたらピンと来る人も多いのではないでしょうか。

【サマーオープンカレッジ・レポート】これがホンモノの「おしおきだべぇ~」 | ニュース&トピックス | 尚美ミュージックカレッジ専門学校

2008年5月、そして2011年7~8月に、理由は不明とされていますが一時休養をとっており、その間の「ぶらり途中下車の旅」のナレーションはえなりかずきさんや近石真介さん、神谷明さん、増岡弘さんらが代役を務めたこともありました。今になって考えれば、直近の休養は体調不良によるものだったのかもしれません。

滝口さんはごく最近まで声優・ナレーション業を続けていて、「ぶらり途中下車の旅」では、平成4年10月の番組開始時から今年7月まで、計958回にわたりナレーションを担当していたそうです。番組の総合演出を務める佐藤一氏は、「(滝口さんは)『1000回まで頑張らなくちゃね』と話しておられたのに、本当に残念です。心からお悔やみ申し上げますとともに『ありがとうございました!順平さん。あちらでもいい旅続けてくださいね』と申し上げたいです」とコメントを発表しています。

その特徴的な語り口でモノマネの対象にまでなっていた、滝口さん独特の柔和な響きのナレーションがもう聞けないかと思うと本当に残念でなりません。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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