トーゴ、ベナン、ナイジェリアとギニア湾岸にある魅力の国々と人々の笑顔
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こんにちは、自転車世界一周の周藤卓也@チャリダーマンです。ガーナを出てからトーゴ、ベナン、ナイジェリアとギニア湾岸の国々を走りました。徒歩1分にあるトーゴの首都ロメのビーチ、雨季で道が浸水して石を渡らないといけないベナンの首都コトヌー。そしてアフリカ一番の人口大国ナイジェリアの優しい人々。自転車のトラブルもあり大変でしたが、ベナンとナイジェリアでは人々の素敵な笑顔を目にして「やっぱり旅は楽しい」と強く感じました。そんなトーゴからナイジェリアまでの旅をまとめました。
ギニア湾岸のベナンはこの辺り
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ガーナを出たらすぐにトーゴの首都ロメに入ります。トーゴは旧フランス領です。トーゴに入るとガーナの英語からフランス語に変わりました。大して話せるわけでもありませんが、久し振りのフランス語に胸が躍ります。街ではフランスパンを使ったサンドイッチをみかけます。そして、何よりフランス語圏に戻って来たと感じたのがシェスタの時間でした。お昼にスーパーマーケットへ出かけたら閉まっていました。
トーゴの首都ロメには素敵なビーチがあります。市街からビーチまではわずか徒歩1分。海沿いには片側2車線の綺麗な道路、椰子並木、砂浜、海岸と続きます。
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この海岸がずっと広がっているんですよ。
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砂浜に腰を下ろして、のんびりと海を眺めましょう。地元の人たちも砂浜で和んでいます。家族連れがピクニックに来ていたり、カップルがいちゃついていたり。
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この注意書きの絵柄に爆笑しました。トイレはともかく、頭に物を載っけて商売する女性も禁止!
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ロメ市内にある隣国ベナン国境まで50kmの標識。南北に細長いトーゴを横断すると一日もかかりません。
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ロメを離れても、こんなに綺麗な海がみえました。
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嬉しいことにトーゴにもガーナのファンアイスがありました。そして隣国ベナンにも。ガーナにはないラインナップでした。ファンカクテルはフルーツシャーベット。
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ガーナにはなかった普通のヨーグルト。
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ファンレはミルクシャーベット。
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ファンエクストラもヨーグルト味ですが、ビタミンやミネラルなどいろいろな栄養素が添加されています。
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そしてベナンに入国します。ベナンも旧フランス植民地で、やはり南北に細長い国です。水上に浮かぶ集落をみつけました。
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ベナンの最大都市で事実上の首都であるコトヌーに入ります。
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コトヌーの目抜き通り。
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コトヌー市街でみつけたがらくたオブジェクト。
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ガーナあたりから雨季に入っていたのですが、そこまで雨は降りませんでした。ですが、ベナンでは雨の日が続きます。コトヌー市街の道路も水浸しでした。
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道に大きな水たまりが出現しています。
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一応、排水はされているみたいなのですが。
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ベナン料理のアカサ。とうもろこしのプリンみたいなペーストにソースをかけていただきます。
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街中で売られているひょうたんに入ったジュース。ついつい口にしちゃいましたが、衛生的にちょっと危ないかも。
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自転車にトラブルが起きました。スペインで交換して、ここまで走ってきたタイヤに穴が空いてました。タイヤとチューブの間にパンク防止のプラスティックテープを巻いているから大事にはなりませんでしたが、通常だとここからチューブがお餅みたいに出てきて破裂します。
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裏側から見た穴の様子。繊維が切れていて、どうにもなりそうにありません。持ち運んでいた予備のタイヤと交換することにしました。
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その交換作業が上手くいかず。翌日に走り出してしばらくしたら、大きな破裂音がしてチューブが断裂しました。動けません。それだけじゃ収まらず、交換したばかりの新品タイヤのサイドに傷を作りました。ここも対処しないとチューブがお餅となって破裂します。ひとまず、こんなときのために持っている、切り取ったタイヤのサイドをあてて走りました。
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落ち着いたときに破けているタイヤのサイドを靴糸を使って縫い上げました。さらに裏からパンク防止のプラスティックテープをあてておきます。そんな頼りない処置ですが、今のところは問題なく走れています。いつだって不安で仕方がありませんが。それにしても新しいタイヤを駄目にしてしまうトラブルを、この補給の効かないアフリカでやってしまうとは何ともついていません。万が一の為に中国製タイヤを一つ持ち運んでいます。
コトヌーを出てナイジェリアへの国境を目指します。海岸沿いに進んでナイジェリア第一の経済都市のラゴスに入るルートもあったのですが今回は見送りました。ラゴスの都市圏人口は1000万人を超え、激しい交通渋滞に治安の心配もあったからです。約100kmほど北に進んだベナンのケトウという街からナイジェリアに入ります。
ケトウの子どもたちは見慣れない訪問者に興味を持っているようです。
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写真を撮らせてもらいました。珍しく女の子も一緒です。
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ベナンでは外国人のことをヨボといいます。日本語でいうガイジンと同じ意味です。そんなヨボには歌があり、自転車で走っていると子どもたちが元気に歌います。♪ヨボヨボ~ボンソワール、サバビエン、メルシィ。ヨボヨボ~ボンソワール、サバビエン、メルシィ。可愛いものですよ。そして、ナイジェリアへの国境へと到着しました。
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立ち止まると地元の男たちが集まります。
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まぶしいばかりの笑顔を放つ子どもたち。
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ベナンの人達と一緒に。
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アイスを買ってベナンの通貨である西アフリカフランを使い切りました。セネガルから、ギニアビサウ、マリ、ブルキナファソ、トーゴとずっと同じ通貨でした。ずっと使い続けてきた、この通貨ともここでお別れです。
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そしてナイジェリアに入ります。ナイジェリアは人口1億5000万人を超えるアフリカの大国。人であふれかえっているイメージで入ったらそうでもありません。街と街との間には緑が広がっています。日本の約2.4倍の国土を持つナイジェリアはでかいんです。
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ナイジェリア(Nigeria)の国名の由来は、国内を流れるニジェール川(Niger River)になります。
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ナイジェリアに入った当初は戸惑いました。街なみが古くて怖かったり。
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錆びたトタン屋根も暗いです。
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緑の中に集落が広がっています。
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雨宿りさせてもらった田舎の教会。
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田舎の村で休憩中。道わきがアスレチックで無茶苦茶です。
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なんだかごみが溢れていたり。
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でも、走っていくしかありません。こんな道を走っていました。
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たくさんの緑を抜けました。
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たくさんの街を抜けました。
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みんなの視線を集めていますよ。
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そしてたくさんの人に出会いました。ベナンで始めてナイジェリア人に会いました。彼らはガーナに仕事で出かけていたそうです。
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ナイジェリアに入ると、シャワーを浴びている子どもたちが。
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二人の男の子。
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食堂のおばちゃん方と一緒に。「あら写真なんて嫌だわー、この人たちインターネットにのっけるつもりよ」とおばちゃん同士で噂していて笑いました。すいません、そのとおりに使っています。
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子どもたちに囲まれて。
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「あ、あれ、ナイジェリアが面白い!」
危険、危険といわれるイメージからは想像がつかない人々の優しさに、ナイジェリアの旅は楽しいものとなりました。とてもピュアな心を持つ人たちがここにはいます。次はそのナイジェリアの魅力を存分に伝えたいと思います。大きな大きな国なので、たくさん自転車を走らせていました。
(文・写真:周藤卓也@チャリダーマン
自転車世界一周取材中 http://shuutak.com)
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