パッケージデザインの凝りっぷりがかなりすごい「フクサヤ キューブ」
創業1624年という実に400年近い歴史を持つカステラの福砂屋の商品ラインナップで特に変わっているのがこの「フクサヤ キューブ」(1個252円、5個入り1386円)です。福岡・四国・中国 エリア限定で販売されており、ネット販売では入手不可能というなかなか入手しにくいカステラなのですが、それでもなおゲットする価値はあります。
追記:2021/07/21時点で、オンラインストアで販売されていることを確認しました。
フクサヤキューブ|福砂屋オフィシャルサイト
https://www.fukusaya.co.jp/item/cube.html
これが「フクサヤ キューブ」、手提げ袋は半透明
中身はこんな感じ
知らない人が見たらカステラとは思えないデザイン
ころりん
側面部分はこのようになっており、「PUSH OPEN Since1624」の文字
押すとぺりぺりと開封可能に
こんな感じになります
パカッとな
中からカステラ登場
このフクサヤキューブ、開封前に振ると「カラカラ」と何かが転がる音がするのですが、その正体がこの折りたたみフォーク
開封した部分の内側に説明が書いてあるのでその通りに組み立てます
完成
さらに開封した内側の説明にはこのようにして注意事項まで書かれているという徹底っぷり
カステラ自体はこんな感じ
カステラっぽい香りが一気に広がるのもナイス
よく見ると既に切ってあり、このようにして二片に分かれ、ちょうどいい一口サイズになります
知らない人への贈り物にすれば「これは何?」という感じでオドロキを与えることができ、さらに開封するときにも工夫が凝らされているのでかなり楽しく、そして極めつけにこのカステラはさすが創業して400年近くが経過しているだけのことはあって並のカステラよりも上等な味がします。甘すぎず抑えすぎず、ほかのカステラよりは味が濃いが、味が濃いだけであって甘すぎるわけではないという感覚。底の部分は双目(ざらめ)糖が残ってじゃりっとした食感があり、それがふわふわとしたカステラ自体との差を引き立たせてアクセントになっています。
要するに昔からある典型的な長崎カステラなのですが、パッケージングデザインを工夫することで与える印象ががらっと変わっており、結果的に目で見ておいしい・食べておいしいというなんだか妙に得したような気分になれます。
昔ながらのものでもデザイン次第ではいくらでも生まれ変われるという秀逸な例であり、まさにグッジョブです。
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in 試食, デザイン, Posted by darkhorse
You can read the machine translated English article 'Fukusaya Cube' has a very elaborate pac….