野村證券がF1チーム「ヒスパニア・レーシング」を買収か
スペインのメディアなどによると、2010年からF1世界選手権に参戦している「ヒスパニア・レーシング・F1チーム」を日本の証券会社・野村證券が買収したとのこと。まだ公式な発表は行われていませんが、買収額は2400万ユーロ(約28億円)だそうです。
F1 Reader - Hispania sold to Japanese investment bank?
Ricciardo's F1 team sold | Fox Sports
ヒスパニア・レーシングは元レーシングドライバーのエイドリアン・カンポスが創設したチーム「カンポス・レーシング」がもとになっており、カンポス・レーシングはオープン・フォーチュナ・バイ・ニッサン、GP2に参戦。2009年にF1への参戦権を得ることができたので、2010年から参戦する予定でしたが、資金面の問題からチームは筆頭株主であったスペイン人実業家ホセ・ラモン・カラバンテの手に渡り、カンポスは副社長に就任することになります。
カラバンテ氏のもとで「ヒスパニア・レーシング」体制になったチームは2010年シリーズから参戦。アイルトン・セナの甥であるブルーノ・セナと、インド人ドライバーのカルン・チャンドックの2人を擁して開幕を迎えましたが苦戦しシーズンを通しての最高位は14位。2011年も苦しい戦いを続けており、財政面も常にスポンサー不足に悩まされています。
野村證券による買収が行われたとしてもチーム名や体制はそのまま引き継がれるとみられています。
追記:
なお、野村證券はこの買収報道を否定。野村證券ではなく、野村證券の支援を受けた投資会社が出資するというような話も出ているようですが、こちらについても発表は行われていません。
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