メモ

2008年のF1世界選手権を戦うドライバーたち


2007年のF1ワールドチャンピオンは最後のブラジルGPまでもつれた結果、"アイスマン"キミ・ライコネンが前年のチャンピオンであるフェルナンド・アロンソとルイス・ハミルトンを1ポイント差で抑えて勝利しました。2008年のシーズンが始まるのは3月からとまだ先の話なのですが、アロンソがマクラーレンからたった1年で古巣のルノーに戻ることが昨日明らかになり、いったい来年はどんなドライバーの顔ぶれになるのか気になったのでまとめてみました。

詳細は以下の通り。
順番は昨年のコンストラクターズポイント順。

フェラーリ
2007年のコンストラクター部門一位のフェラーリは、ワールドチャンピオンとなったキミ・ライコネンフェリペ・マッサの二人で、2008年も安定した強さが期待される。

BMWザウバー
2007年と同じく、ニック・ハイドフェルドロバート・クビサになると見られている。ハイドフェルドが表彰台に2回上がり、ほとんどのレースで二人のドライバーがポイント圏内を確保しており、フェラーリ、マクラーレンに続く三番手チームとしての立場を築いている。

ルノー
ジャンカルロ・フィジケラヘイッキ・コヴァライネンの二人が外れ、マクラーレンからフェルナンド・アロンソが復帰、ネルソン・ピケJr.がテストドライバーから昇格。2007年は表彰台1回、ポイントではザウバーの半分だったが、ルノーで2回ドライバーズチャンピオンになったアロンソが戻ったことで飛躍の年になるか。

ウィリアムズ
2007年はニコ・ロズベルグアレクサンダー・ヴルツ、サードドライバーとして中嶋一貴を擁したが、中国GPをもってヴルツが引退し、最終戦ブラジルGPはロズベルグ・中嶋の体制になった。2008年もこの二人がレギュラードライバーとなる。

レッドブル
2007年と同じく、デビッド・クルサードマーク・ウェバーで戦うことになる見込み。2007年はウェバーがヨーロッパGPに入るなどの健闘を見せた。

トヨタ
2009年まで契約の残るヤルノ・トゥルーリと、離脱したラルフ・シューマッハの代わりとしてティモ・グロックが入る。サードドライバーには小林可夢偉。F1参戦から7年目となる2008年はそろそろ初勝利が欲しいところ。

トロ・ロッソ
2007年始めはヴィタントニオ・リウッツィスコット・スピードだったが、スピードがチーム首脳陣と対立して解雇され後任にセバスチャン・ヴェッテルが入り、第16戦目の中国GPでヴェッテルが4位、リウッツィが6位のダブル入賞を果たした。2008年のドライバーはヴェッテルとセバスチャン・ボーデであると発表された。

ホンダ
2007年と同じく、ジェンソン・バトンルーベンス・バリチェロで挑む。新たなチームリーダーに、シューマッハとともにフェラーリ黄金時代を築いたロス・ブラウンを迎えて心機一転となるか。

スーパーアグリ
2007年と同じく佐藤琢磨アンソニー・デビッドソンの二人がドライバーを務める。昨年は佐藤琢磨がチーム初入賞を達成した。

フォース・インディア
2007年に参戦していたスパイカーF1をインドの実業家らが共同出資した会社が買収。ドライバーはまだ未定だが、スパイカーとの契約が残るエイドリアン・スーティルが有力と見られている。もう一人の候補にはフィジケラやR・シューマッハ、リウッツィらの名が挙がっています。
追記:その後、スーティルとフィジケラに決定。

マクラーレン
スパイ疑惑に揺れたマクラーレンはコンストラクターズポイント剥奪と1億ドル没収の処分を受けました。2007年のドライバーはアロンソとルイス・ハミルトンでしたが、アロンソは離脱。ハミルトンのパートナーにはテストドライバーのペドロ・デ・ラ・ロサらの名前が挙がっていますが、まだ決まっていません。
追記:その後、ハミルトンとルノーを外れたコヴァライネンに決定。

なお、今シーズンは以下のようなスケジュールで行われます。

3/16:オーストラリアGP、アルバートパークサーキット(メルボルン)
3/23:マレーシアGP、セパン・インターナショナル・サーキット
4/6:バーレーンGP、バーレーン・インターナショナル・サーキット
4/27:スペインGP、シルクイート・デ・カタルーニャ(バルセロナ)
5/11:トルコGP、イスタンブール・パーク
5/25:モナコGP、モンテカルロ市街地コース
6/8:カナダGP、サーキット・ジル・ヴィルヌーヴ(モントリオール)
6/22:フランスGP、シルキュイ・ド・ヌヴェール・マニ=クール
7/6:イギリスGP、シルバーストン・サーキット
7/20:ドイツGP、ホッケンハイムリンク
8/3:ハンガリーGP、ハンガロリンク
8/24:ヨーロッパGP、バレンシア市街地コース
9/7:ベルギーGP、シルキュイ・ドゥ・スパ=フランコルシャン
9/14:イタリアGP、アウトードロモ・ナツィオナーレ・モンツァ
9/28:シンガポールGP、シンガポール市街地コース
10/12:日本GP、富士スピードウェイ
10/19:中国GP、上海インターナショナルサーキット
11/2:ブラジルGP、アウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ(インテルラゴスサーキット)

シンガポールGPはF1初のナイトレースとなる予定で、安全性が気になりますが開催がとても楽しみです。また、日本GPは昨年雨で大変なことになった富士スピードウェイ。今年は何事もなければよいのですが。

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in メモ, Posted by logc_nt

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