2011年F1世界選手権ヨーロッパGP、母国でアロンソとアルグエルスアリが好走
6月26日、スペインのバレンシア市街地サーキットを舞台にF1世界選手権ヨーロッパグランプリが開催されました。
2011 FORMULA 1 GRAND PRIX OF EUROPE Results
スタートのポールポジションを獲得したのは今季敵無しの快進撃を見せているセバスチャン・ベッテル(レッドブル)、2番手にはそのチームメイトのマーク・ウェバーが入りました。3番手がルイス・ハミルトン(マクラーレン)、4番手がフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)と、上位はお馴染みの顔触れ。小林可夢偉(ザウバー)は14番手スタートとなりました。
レースは今回もベッテルが誰にも前を走らせないと言わんばかりの圧倒的なレース運びを見せ完勝、今季6勝目を挙げました。2位には母国スペインでのグランプリということで多くの声援を受けたアロンソがウェバーとハミルトンを抜いて2位に入り、ウェバーは3位に。
以下、ハミルトン、マッサ、バトン、ロズベルグとほぼスタートグリッド順でゴール。8位には18番手スタートだったハイメ・アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)が飛び込みました。ちなみに、アルグエルスアリもスペイン出身のF1ドライバー。今回は母国の力を受けた2人のドライバーがその力を遺憾なく発揮したようです。ちなみに、チームとしてはヒスパニア・レーシングも母国GPにあたりますが、こちらは23位、24位で後ろから1位・2位という残念な結果に終わりました。
小林可夢偉は今季2戦目のマレーシアGPから6戦連続で入賞しポイントを稼いでいましたが、今回は14番手スタートの16番手ゴールとなり、連続入賞は途絶えてしまいました。
勝利したベッテルは25ポイント加算して合計186ポイント。2位はバトンとウェバーが109ポイントで並んでおり、これは仮に3戦連続で優勝してベッテルがノーポイントに終わってもまだ追い抜けないほどの数字。
次のレースは7月10日、イギリスGPです。ハミルトンとバトンにとっては母国GPとなるわけですが、今回のアロンソとアルグエルスアリのようにいい結果が残せるでしょうか。
・次のレース
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