KDDIがWiMAX対応のISW12HT発売へ、高性能スマートフォンHTC EVO 3Dか
5月に行われたKDDIの2011年夏モデル発表会において、同社の田中社長がWiMAXスマートフォンのリリーススケジュールについて、「秋にどかんと出てくる」と回答したことは記憶に新しいですが、さっそくその一部とおぼしきスマートフォンの存在が明らかになりました。
型番はHTC社の「ISW12HT」で、3月にリリースされたWiMAXスマートフォン「htc EVO WiMAX ISW11HT」に次ぐモデルにあたり、スペックから3月に発表された超高性能モデル「HTC EVO 3D」の可能性も浮上しています。
http://www.htcmms.com.tw/Android/KDDI/ISW12HT/ua-profile.xml
台湾のスマートフォンメーカー、HTC社が公開しているユーザーエージェントなどの端末情報を掲載したページによると、同社はKDDI向けに「ISW12HT」をリリースするそうです。
「ISW12HT」は「IS」の後に「W」が付く型番ルールからWiMAX対応CDMA2000スマートフォンであることが判明しているほか、960×540のQHD液晶を搭載。ブラウザのバージョンからOSはAndroid 2.3になるとみられ、キーボードは非搭載。
ちなみに現時点で発表されているHTC製端末で、「ISW12HT」と同じスペックを兼ね備えているのは、HTCが3月にアメリカのSprint向けに供給することを発表した、デュアルコアの第3世代Snapdragonプロセッサ「MSM8660(1.2GHz)」や裸眼3D表示に対応した4.3インチディスプレイ、1GB RAM、130万画素前面カメラ、2台の500万画素カメラを用いた背面3Dカメラなどを備えたハイスペックモデル「HTC EVO 3D」となります。
あくまで現時点で明らかになっているスペックから推測できるモデルの話であり、「HTC EVO 3D」以外の端末となる可能性も十分に考えられるわけですが、「ISW11HT」リリース時に、パケット定額プラン「ISフラット」にわずか525円を追加するだけでWiMAXを利用できる魅力的なプランを打ち出したKDDIであるだけに、WiMAXスマートフォンでどれだけ「本気」を見せてくれるのかに期待したいところです。
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